J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

ウィル・スミスの役作り 一役かったネット動画

   もはや世界最大級の動画アーカイブに膨れあがったYouTube(ユーチューブ)。その活用の仕方は人それぞれだろうが、映画情報サイトのeiga.comの記事によれば、ハリウッドの映画監督や著名な俳優は役作りに役立てているそうだ。

   8月30日から公開中の映画「ハンコック」を監督したピーター・バーグは、主演のウィル・スミスとともにユーチューブで泥酔している人の映像を見て、主人公ハンコックのキャラクター(アル中のスーパーヒーロー)を作っていったという。さらに「YouTubeは最高だね。『酔っ払い(drunk)』で検索すると最高に笑える映像が見られるよ(笑)」とまで挑発する。

   そうまで言われては、当探偵社も黙ってはいられない。さっそくYouTubeに駆けつけ、『drunk』を頼りに捜索を開始した。

   「ハンコック」の2人がチェックした可能性がもっとも高そうなのは、ドランク動画一の再生数570万回を誇る「THE ULTIMATE DRUNK PEOPLE COMPILATION VIDEO EVER!!!」。複数の動画から抜粋したコンピレーションで、歩けずによろけて転んでしまったり、立ち上がれなかったりする人たちが多数収録されている。

   「THE ULTIMATE~」にも一部が収められている「Drunk at Police Station」も、100万回再生とプラチナを達成。この動画は警察署で飲酒運転の取り調べの最中に起きたハプニングの記録である。このほか、「Drunk Kitty(sedated after visit to the vet)」をはじめ、リスや猿、クモなど、人間以外の酔っぱらいも数多く確認することができた。

   ただ、残念なことに、人気のドランク動画をしらみつぶしに調査しても、「最高に笑える」ほどの動画の発見には至らなかった。まだどこかに埋もれているのか、ハリウッドとの笑いのツボの違いなのか。当探偵社は継続調査していく方針である。

OP・コンチーネ