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「同じニュース」また驚いてみせる司会者 「視聴者思い」なのか

   <テレビウォッチ>英国の有名陶器メーカー、ウェッジウッドが経営破綻したとのニュースを聞いて、「ウェッジウッドが潰れたの、ええ!?」と驚きの声を上げ、信じられないとばかりに周囲を見回す司会のみのもんた。だが、その約1時間半前には、番組内で同じニュースに対して、「ウェッジウッドといえば日本でも人気で……」とコメントしたものである。

ええ!?

   朝ズバッ!は、朝5時半から3時間の長丁場の番組。それだけの時間を全部違うネタで埋められるわけもなく、30分~1時間単位でほぼ同じようなネタを繰り返すことになる。そして、みのは同じニュースにもはじめて接したかのように驚き呆れ怒り、スポーツの試合結果などの「超速報」は、その1時間後にも、あたかもただいま到着しましたというふうに流れたりする。

   こうした演出を厳格に考えていくと、「やらせ」との境がシームレスにも思えてくる。まあ、朝の3時間、まるまる思いっきり番組を見続ける視聴者など滅多にいないのだから、番組的にはそのときはじめて見る視聴者を慮っての計らいなのだろう。