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「自分だけ助かろうといういやらしさ」 自民都議選敗因の一分析

   <テレビウォッチ>昨今、政治ネタといえば東国原知事の言動に限られていたスッキリ!!も、都議選で『自民党惨敗』のニュースはトップで取り上げた。

   番組メインコメンテイターのテリー伊藤は、自民党のうろたえぶりが惨敗を助長したと見る。選挙期間中にもかかわらず党内の反麻生、麻生降ろしの動きが公然化したとして、「こんなバカな話はないですね」と断罪。「自分だけ助かろうというやらしさを感じる」と嫌悪感をあらわにした。

   テリーは「敗北の美学」を自民党に求めている。「下野するかもしれないが、それを受け止めることがすごく大切。麻生さんを降ろして、(次は)舛添さんなのか、小池さんなのかわからないが、そこで戦うことが本当にいいことなのか。反省してないですよね」

   こうした見方の一方で、昔の人の言うことには、過ちはすなわち改めるに限るというのがある。「反麻生」は沈没する船から我先に逃げ出す卑怯者なのか、あるいは無能な船長に代わって舵の責任を取ろうとする者たちなのか。なんにしてもだまし絵的な世界ではある。