無回転「ジャブラニ」ボール、日本なれてるから勝てる!?
どうしても「対パラグアイ戦日本勝利」に話をもっていきたい司会のみのもんたは、ずらりと歴代ワールドカップの公式ボールを並べてみせた。
「日本は今夜勝つということがわかったんです」
ん？ どういうことだ。
使用経験あるチームは全部勝ち上がり
1970年から11個のボール。それぞれニックネームがついているのだが、今回のは「ジャブラニ」。ズールー語で「お祝い、乾杯、長渕剛という意味なんです」（爆笑）とみの。それはともかく、このボール、選手たちからは不規則な動きをすると不評で、FIFAも大会終了後、各国の監督やメーカーと協議するとしている。
岡安弥生アナがわざわざアディダスまで出かけて行って、いわくを聞くと、キーワードは「11」。デザインに11色使われていて、11代目、選手も11人、南アには11の公用語があるなどと説明したが、それはどうでもいい話。
要するに、「これまでより球としてのバランスがよくなったので、無回転のボールが打ちやすくなった。無回転のボールは必ずぶれる」という。元Jリーグの水沼貴史は、「キーパー泣かせかもしれないが、ボールは友だちになった方がトク」とうまいことを言った。
岡安がフリップを出して、参加32チーム中ですでにこのボールを使用している5チームを並べた。
日本、ポルトガル、アメリカ、ブラジル、アルゼンチン。日本は3月からJリーグで使われている。
岡安「共通点は何ですか」
みの「全部勝ち上がってる」
岡安「日本は慣れているから今夜勝てるかもしれない」
みの「いま何て言った？ 勝て……」
岡安「勝ちます」（大笑い）。
やれやれご苦労様。要するにそれが言いたかっただけ。
元バレーボール全日本代表選手の三屋裕子はこう話す。
「（バレーの）変化球サーブと同じですね。真芯にしっかりとインパクトすれば、ボールは無回転になる」
公式球には、試合ごとに対戦チームの名前が入っている。そして決勝戦では「ボールはこうなります」と、金色のサンプルを見せた。むろんチームの名前はまだ入ってない。みのは「ここにjapanとかnipponとか」と調子がいい。
にしても、デンマーク戦での本田選手の無回転FKは見事だった。あれもジャブラニに慣れたおかげか。 いや待て，本田はモスクワにいるんだから、このボールは「友だち」になっていないはず。やっぱり技術なんだよ。
