土曜ドラマはカタカナが好きだ。「チェイス」だの「ハゲタカ」だのが話題になったので、今度はチャンスだって。だからといって、内容まで似たように優れているとは限らない。1回目を見たところでは次回も見たいとまでは思えなかった。何故なら、「ああしてこうしてこうなるのだろう」と筋書の展開が予想できてしまうからである。結末のわかっている推理小説みたいなもので興味半減。
証券会社でキャリアを積んでいた藍田沙矢子(藤原紀香)が、顧客に莫大な損失を与えた結果、その顧客は自殺する。雪の北海道への逃避行で、彼女を助けた馬(ハルコ)が、子を産まないので殺処分される寸前に買い取り馬主になる、までがこの回の筋。つまり、沙矢子が買ったハルコがサラブレッドの子を産んで、やがてレースで優勝するまでの苦労話なのだろうと予測できてしまうのだ。
それにしても、藤原紀香がオバサンになった! 顔面がぽっちゃり膨らんでいて、斬った張ったの証券ウーマンの鋭さは全くなく、お人好しのただのハイミスにしか見えない。演技力の問題もあろうが、離婚後のストレス太りか、甘い物好きの中年女という感じなのである。脇に大地康雄や市川亀次郎などの贅沢な助演者を配しているのに、肝心の主役に違和感があるのではドラマに没入できない。
まあ、1回だけで決めつけるのも酷なので、次回以降の展開を待つことにするが、余り大きな期待は出来そうもない。
(黄蘭)

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