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小向美奈子「起訴難しい」―覚醒剤「譲り受け」「使用」立証困難

   25日(2011年2月)にフィリピンから帰国し、成田空港で逮捕された小向美奈子容疑者。昨年5月に密売グループから覚せい剤を譲り受けた疑いが持たれている。もっとも、本人は容疑を否定しており、番組コメンテイターの田中喜代重弁護士が言うことには、これからの起訴・有罪の可能性となると相当むずかしいらしい。

   曰く、覚せい剤を譲り受けたというからには、どこかでブツ(の痕跡)が出てこなければならない。こうした捜査では、違法な薬物の授受の容疑で身柄を引いてきて、採尿して薬物を検出し、「使用」容疑に切り替えて起訴するのが一般的なんだとか。しかし、「このケースはフィリピンに行ってる間にそういうモノがなくなっちゃってるでしょうから…」。かりに使用していたとしても、それがフィリピンで行われたのだとすると、国内では罪に問えないという。

   「いまのところ、捕まえたはいいけど、あとはどうすんだろ」「事件として成り立つのか微妙だ」と、田中は捜査への疑問を呈した。