2024年 3月 29日 (金)

「放射線は毒にも薬にも」新コメンテーター石原良純お勉強コーナー

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   ニュースの取り上げ方で、「スパモニ」は硬派の方で比較的ストレートだったが、これも新司会の羽鳥慎一カラーか、少し変わった。「ニュースアップ」というコーナーの担当は小松靖アナ。トップは福島原発だ。

   取水口に近いピット(作業用の穴)にできた亀裂から流れ出ている高濃度の放射能汚染水を止めるため、きのう(2011年4月3日)コンクリートの流し込みや吸水性ポリマー投入などが行われたが、水は止まっていない。

   小松はここで「吸水性ポリマー」の現物を紹介。要するに、赤ちゃんの紙おむつなどに使われているものだが、ただの白い粉末がばんばんに水を吸って膨らむ。福島ではこれを送水パイプに投入したのだが効果なし。このため、色の点いた水を流して汚染水の経路を確認するという。気象タレントの石原良純は「原発といえば最先端の技術でしょう。そこへ土嚢を積むような」といったが、まさにそこがポイントだ。行われているのはすべて人力。

50年前にいまの1000倍の放射能汚染

   その石原が「アカデミヨシズミ」という新コーナーで、「放射線」をとりあげた。「放射線と放射能、区別がむずかしい」というので、東大病院の中川恵一准教授を訪ねる。

   放射性物質は大気中にも地中にもある。宇宙からも来る。中川先生は「放射性カリウムというのは野菜に含まれている。放射能を食べてるようなものです。これをいいか悪いかいってもしょうがない」という。

   さらに、「50年くらい前は大気の汚染はいまの1000倍くらいはあった。核実験をやっていたからプルトニウムが降って来ていた」

   羽鳥「これは驚きましたね。そのころはインフォメーションあったんですか」

   青木理(作家)が「ソ連、中国は公表しなかったから、いまほど騒ぎにはならなかった」といったが、ちょっと違う。十分な騒ぎではあったのだが、東西冷戦のなかで必要悪だったのだ。事実、放射能を測定する以外どうすることもできなかった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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