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間断ない首都余震―心配になってきた建物のヒビ・ゆがみ

   とくダネ!に限った話ではないが、このごろ地震、原発をめぐる話はあらかた出尽くした気がしないでもない。原発は超危険な状態で小康状態、依然として収束の見通したたず。地震は今後も長い間、警戒が必要。共通してるのは、どちらも「予断」を許さないことだ。

見えない損傷

   番組のスタジオも地震で揺れる機会が多くなっているなか、司会の小倉智昭は「このフジテレビのビルもそうだけど、耐震、免震構造のビルってかなり揺れるようにできてるじゃないですか。安全だとわかってても、嫌ですよね」と、お台場フジテレビのビルは地震に強いから揺れる旨を、非科学的な人間感情と対比させて述べ、お得意先の耐震安全性をPRした。

   一方、コメンテイターのデーブ・スペクターは不安そうである。「これだけ地震が続くと、建物の目に見えない損傷やストレスがはたしてどうなってるのか。検査の必要性など、いろいろ気になります」

   もちろん、こんな事態は建築専門家や行政の想定外だろうし、福島原発の原子炉の「見えなさ」ときたら、真っ暗闇も同然である。地震と放射能、停電のハイリスク地帯となった東日本に暮らす人々の不安は募るばかりだ。