2024年 4月 19日 (金)

「校庭立ち入り禁止」幼稚園、小中学校で屋外活動制限―福島など3市

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   福島原発の放射能漏れの影響は日々広がっていく。第1原発から20キロ圏内があす(2011年4月22日)から「警戒区域」に指定され、立ち入りができなくなる。菅首相は今日午前、福島に佐藤知事を訪ねてこの旨を伝えたが、住民の動揺は大きい。

   住民の多くは政府の避難指示を受けてろくに荷物も持たず、着の身着のままで避難した。口々に「訓練かと思って家を出た」「いま着てるものは全部いただいたものです」という。

   そのため、きのうも一時帰宅の車がかなりの数にのぼったが、そのひとりは、福島の親戚に身を寄せているが、米などを取りに帰ったのだと言う。なかには「石油が盗まれていた」という話もあった。

   まったく帰宅が認められないとなると、避難している人たちの暮らしはどうなるのか。寝たきりの家族がいる、牛をおいていけないなどの理由で残っていた40人ほどの人たちも、避難しないといけない。枝野官房長官は「住民の安全のため」というが、政府の意図がいまひとつ見えない。

体育館・廊下で部活

   これと並んで、放射線量の高い福島、郡山、伊達の3市の幼稚園、小中学校13施設が屋外活動の制限対象となった。校庭立ち入り禁止だ。子どもたちはみな体育館で遊んだり、運動部活動も廊下でやったりになった。制限は1時間あたり3・8マ イクロシーベルト以上という測定が理由になっていて、これが1年間続くと基準の20ミリシー ベルトに達してしまう。文科省は屋外活動を1日1時間に決めたのだ。

   郡山に避難している中学生が「放射能があるから仕方がない」と語っているのが印象深い。

   赤江珠緒キャスター「運動部も廊下で練習してますよね」

   レポートした黒宮千香子が「子どもたちが案外冷静だと思いません?」

   司会の羽鳥慎一「子どもが仕方がないといっていたのが切ない」

   松尾貴史(タレント)「それを言わせたくない。冷静でないと親に負担がかかると、けなげですよ」

   元カリスマキャバクラ嬢の立花胡桃(作家)「みなおりこうにしてる。ストレスがあると大人ならお酒飲むとかもできるけど、子どもにはそれが外で遊ぶこと」

   この規制、数値が下がれば解除されるというが、その日はくるのか……。




【モニバドおまけコメント】

   タレントの辺見えみりがきのう新宿伊勢丹に期間限定のエミリショップを開いて、「モーニングバード」の羽鳥慎一へ「以前、お家へ遊びに いかせていただいたの覚えてますか。今度はご家族とこちらへ遊びにいらしください」とビデオメッセージ。これに羽鳥、「うちに来てないですよ。だれかと完全なる勘違いです」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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