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「大震災被災地」GWでボランティア殺到、順番待ちで作業できず?

   ゴールデンウィーク中のワイドショーといえば大混雑の話題がつきものだが、今年(2011年)はその混雑の事情も東日本大震災の影響で一変したようだ。

   先週金曜日(4月29日)、宮城県仙台駅の東北新幹線のホームには、大きなリュックにヘルメットをぶら下げるなどして列車から降り立ち、東北各地のボランティア活動に向かう人が跡を絶たなかったという。

東北新幹線・仙台駅に続々……

   仙台駅から約1時間ほどの距離だという県南部の亘理町災害ボランティアセンター前には、(何月何日か不明だが)朝8時のボランティア受けつけ開始30分前に、すでに行列ができていた。番組がどこから来たのか聞いてみると、香川県の高松から来た、福岡から来たという人もおり、全国からたくさんのボランティアが駆けつけていたのだった。

   しかし、GWになって希望者が急増したため、センター側のボランティア割り振り作業が追いつかず、パンク状態に。建物内は立錐の余地もないほどで、外ではセンターのスタッフが行列に向かって、「本日活動していただけない可能性も十分あります」と拡声器で呼びかける。それを聞いて、作業をあきらめて帰った人もいたという。