2024年 4月 25日 (木)

「風力発電」コスト4分の1で原子力に匹敵する発電力

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   芸能情報中心で、原発事故の話題をさらりと伝えてきた「スッキリ!!」では珍しく、原発に代わる太陽光発電や風力発電など自然エネルギーの可能性を取り上げた。発電の電力量構成(2009年現在)は、火力61.3%、原子力29.8%、水力8.8%、太陽光・風力などの自然エネルギー1.1%となっている。わずか1%足らずという自然エネルギーの現状で、原子力エネルギーを補えるのかどうか。

太陽光とセットで洋上発電所

   水力発電所は全国に1454か所あるが、総発電量は原子力の4分の1程度しかない。地熱発電所は全国18か所の地熱発電所の総発電量は原子力1基分の半分。脚光を浴びている太陽光発電の1kw当たりのコストは、原子力の5~6円に対し49円と高い。だからといって、原子力は現段階の技術では危険すぎてこりごり。原子力に代わる有望な自然エネルギーはないのだろうか。

   環境庁が水力・地熱・太陽光・風力の4つの自然エネルギーについて、発電コストや設置可能な面積を念頭に試算したところ、1つだけ原子力を上回るものがあった。風力発電で、「きわめて大きなポテンシャルが推計された」という。風がないと発電できないうえ、騒音被害などデメリットも出てきて有望とは思えなかったが、どうやら認識不足らしい。

鹿島灘で7基7000世帯分

   茨城県神栖市の鹿島灘に洋上に7基の風車が立っている。日本初の洋上風力発電所で、総出力1万4000kw、7000世帯に電力を供給している。洋上のため、常に風を捉えて安定した電力が得られるという。

   これを発展させた技術開発も進んでいる。九州大学が研究を進めているフロート型洋上風力発電所で、太陽光発電と風力発電を組み合わせたシステムで、原子力発電に比べて4分の1のコストで同程度の発電量が可能という。

   キャスターのテリー伊藤が異論を唱えた。

「風車が湘南や海岸にあるのは異様な感じがする。それも東京の人は日本海とか地方に頼むんでしょう」

   湘南の海に風車を並べるかどうかはともかく、海に囲まれた日本だからこそ開発を推進する価値はある。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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