2024年 3月 30日 (土)

福島原発「収束の工程表」改訂-汚水浄化の放射能どう処理?

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   東京電力はきのう(2011年5月17日)、 福島原発の「収束の工程表」の改訂版を出した。1か月前に出した最初の工程表が、 その後の原子炉の状態などから修正を余儀なくされたものだが、日程は当初のものを守れるとしている。

冠水から循環注水に変更

   5月に入って1号機の建屋に人が入り、また事故直後の記録などが整理されたことで、原子炉の状態がそれまで考えられていたより悪いことがわかった。改訂版はそれらをもとに作られた。

   技術的面で大きな変更は2つ。1号機の格納容器破損で当初目指した「冠水」は不可能となっため、汚染水を循環、浄化して原子炉に戻す「循環注水」とすることになった。もともと圧力抑制室の破損がわかっている2号機と、多分同じ状態とみられる3号機は循環注水」の予定で、1号機も同じ方式になったというわけだ。

   京大の中島健教授が解説した。

「目的は燃料を冷やすこと。その燃料がメルトダウン で下に落ちてしまっているので、冠水方式は意味がなくなった。循環させるのは、汚染水の量を増やさないためで、いまのところこのやりかたしかない。いちばんの問題は浄化の部分で、かなり高濃度の汚染なので、それはいまフランスのアレバがやっている」
文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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