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山本太郎「事務所辞めました」圧力かけたのだれだ?

   福島第1原発事故をめぐる抗議運動などへ参加してきた俳優の山本太郎(36)が先週27日(2011年5月)、所属事務所を辞めたことを明らかにした。「事務所に迷惑をかけたくない」が辞めた理由というのだが、キャスターのテリー伊藤は「テレビ、芸能界全体でものがしゃべれない雰囲気があるわけではない」と言う。

文科省への抗議活動に参加

   山本は4月以降、ツイッターやユーチューブで原発事故による放射能汚染から子どもたちを守りたいと訴えてきた。5月23日には福島県内の子供の保護者らが文科省を訪れ、暫定基準の20ミリシーベルトは高すぎると訴えた抗議活動にも参加している。

   ところが、山本は25日のツイッターで「今日、マネージャーからメールがあった。『7、8月に予定されていたドラマが、(自分の)原発発言が問題になりなくなった』だって」と明かした。山本の所属事務所は「そのような事実はない」と否定したが、それに続く事務所離脱だった。

2日後にドラマ出演話キャンセル

   司会の加藤浩次が「何で迷惑がかかるんでしょう」と辞めた理由をいぶかった。そしてテリーも次のように話す。

「ぼくらもテレビで、原発のことに関して批判したり好きなことを言わせてもらっていますよ。だからといって何かっていうことはないですよ。
   抗議活動の2日後にドラマのキャンセルってあるのかなー。何か圧力があったみたいだが、テレビ、芸能界全体でものがしゃべれないような雰囲気があるわけではない。そう思われるのは嫌で、できれば山本さんに何らかの形で話してもらうと嬉しいのですけど」

   東大教授のロバート・キャンベル「差し障りのないような『日本はひとつ』とか、『一人じゃない』とか言っていればいいというわけではない。デモに参加するとか社会活動していることはとてもいいこと」