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電気予報「明日は逼迫」と言われても…一般家庭にどうしろと?

   「節電の目安に」ということらしいが、テレビの天気予報で東京電力発の「電気予報」を始めた。高い電気料金で節電を心がける一般家庭にとってはプレッシャーを感じるだけ。余程の電力不足でない限り、大口需要家が知ればいいような気がする。

大口需要家に一層の節電要請

   東電が発表を始めたのは5月31日(2011年)から。前日午後6時に、その時の気候や過去の発電量のデータをもとに、翌日の電力需要を予測して発表している。需要が供給電力を上回りそうなら、夜間の余剰電力で揚水発電所を稼働して水を上のダムにくみ上げておく。それでも不足しそうなら、15%節電を依頼している大口需要家へさらなる節電を求め、最後には計画停電を実施する。

   司会のみのもんた「これから夏に向かってクーラー大事に使わないとね」

   しかし、6月9日の電気予報による需要は3450kw、供給電力は4350万kwあるから、まだ十分余裕がある。

知りたいのは電力消費より放射線量

   それより誰もが東電に聞きたいのは、福島第1原発で放出される正確な放射能の日々の数値。けさも「朝ズバッ!」は、東京都の調査で大田区の汚泥処理施設内の空気中から、1時間当たり2.69マイクロシーベルトの高濃度放射線量が検出されたことを取り上げた。朝刊では福島市など福島県内11か所の土壌から猛毒のストロンチウムが検出されたという報道もあった。