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ポスト菅で名前あがる民主党5人―街の声は「だれも知らない」が3割

「国民の総意で決められないのが問題」

   いっこうに収まらない与野党間の主導権争いと民主党内の権力闘争に苛立った司会のみのもんたが吠えた。

   首相の座に固執しないと言っていた菅首相は、9日(2011年6月)の衆院震災復興特別委でこう答弁した。

「仮設住宅に入った人が生活できるようにすること、瓦礫の処理、原発の収束に一定にメドがつくまで責任をもって仕事をさせていただきたい」

   そんな菅を尻目に、仙谷官房副長官が中心になって次期首相候補に野田佳彦財務相を推す動きが活発化。一方、小沢元代表に近いグループは対抗馬に鹿野道彦農水相を擁立する動きを見せる。

野田佳彦、鹿野道彦ってだれ?

   いまや民主党代表選に立候補が噂されている議員には、他薦自薦合わせて5人が挙がっている。この5人について、「朝ズバッ!」が街の声を聞いたところ、3人に1人が「だれも知らない」と答えた。

   スタジオでは毎日新聞論説委員の与良正男が立ちあがって、珍しく怒りをぶちまけた。

「認知度が低いのにびっくりした。みのさんが言う『国民の意思で決める』ところへ発展していくだろう。つまり、いずれ選挙はある。そこで自民・公明が政権を取り戻す可能性もあるでしょう。ただ、自公が政権をとっても、参院は自公2党では過半数に行かない。20人も足りないので、ねじれ国会に変わりはない。そういう状況の中で、国会が法案をどうやって決めていくか、新しい習慣を身につけていかないと…。
だれも責任を取ろうとしないでみんな逃げている。こんな政治見たことない、ほんとに泣けてくるよ」

   ここまで政治が衰退しているということは、首相公選制など政治機構の変革時期が来たといえるのかもしれない。