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夏ボーナス人気商品ベスト10「節電関連」次々ランクイン

   笠井信輔アナが上着を脱いでワイシャツ腕まくりで登場した。いわずと知れた節電のア ピールだが、スーツ姿の司会・小倉智昭は「ボクが提案したときは『ニュース番組だからきちんとしないとまずいでしょう』と言っていたのに」 と笑う。笠井流の何でもあり。

   きのう(2011年6月21日)は33都道府県で30度を超えたが、 きょうは34都道府県になるという。気になる電力消費は、昨年の同じ日よりも少なく、これは明らかに節電の効果だという。町の声も「クーラー我慢して」「扇風機で」など、相当に意識の変化が見られる。

LED電球、扇風機、冷却マット

   「夏のボーナスで何を買うか」の調査(電通総研)でも、2位にLED電球、7位に扇風機、9位に節電・節水家電、10位に布団の冷却マットと、ベスト10の うち節電関係が4つも入った。

   笠井「窓に散布して温度を下げるというスプレーを買ってしまいました」

   高木美保(女優)は「きのうは10分だけ冷やして、あと蒸しタオルで身体を拭いた」

   デーブ・スペクター(プロデューサー)「ボクは存在自体が寒いから、平気」(爆笑)

   この日の話題は「室内熱中症」。室内にいても危ないという。気象予報士の天達武史がお台場に立つとすでに26・4度。「晴れているのに湿度が68%もあります」と話し、梅雨時の湿度の高さが室内を過酷な環境に変えかねないという。

   専門家は気温は28度でも湿度が70%を超えると危険と指摘、「お年寄りは我慢しすぎないように」と言う。

世界1コンピュータ「京」の電気代3日で1000万円

   節電といえば、それよりも小倉がオープニングで紹介していた話が気になる。世界1の演算スピードを出した理研と富士通のスーパー・コンピューター「京」を企業に貸し出しますというお話だ。たとえば、津波のシミュレーションなんかは2000年代前半だと2、3時間かかっていたものが、「京」なら数分でできてしまう。車の衝突実験も実際にぶつけないで計算で再現でき、新薬の開発も短縮できるらしい。スパコンを使いましたと公表してくれれば使用料はただ、公表しないと3日で1000万円かかる。

   小倉が「この1000万円は電気代なんですって。1年間にいくらだと思います。12億円ですって。ファンとか冷却があるんでしょう」

   月1億円だから3日で1000万円の計算だが、少なくとも、そんなものこの夏には動かしてもらっちゃ困る。