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「松田直樹」意識戻らず―強靱なサッカー選手がなぜ急性心筋梗塞に?

   サッカーの元日本代表の松田直樹選手(34)が「練習中に急性心筋梗塞で倒れて間もなく48時間になろうとしていますが、まだ意識は戻っていないということです」と森圭介アナが伝える。司会の加藤浩次が「何とか復活してほしいですよね」と話す。

   所属する松本山雅FCの大月弘士社長も「人工心肺装置をつけている状態」と言う。医師も「スポーツ選手は動脈硬化とかとは縁遠いので、非常にまれなケース」と説明していた。しかし、サッカーだけでも、ないわけではない。

ストレスと前日からの脱水症状

   心筋梗塞といえば、高齢者、糖尿病、喫煙、肥満、高血圧、高コレステロールなどが高リスク対象で、松田選手はこれらとは無縁だ。考えられるのは、運動などで過度に発汗して脱水症状になると血栓ができやすくなること。しかし、そのとき松田選手がやっていたのは、100メートルを30秒のペースで15分間走るという、スポーツ選手としては激しいとはいえないものだった。

   キャスターのテリー伊藤「気温もそう高くはなかった。」

   医師のおおたわ史絵は「激しい運動だけじゃない。前の日からどうだったか、前の晩から脱水に傾いていたか、なども考える必要がある」という。

   加藤「前もっては?」

   おおたわ「わからないです」

   テリー「不摂生とか、お酒とかも関係する」

   おおたわ「ストレスも関係あると思います。が、突然ボンとくるのでわからない。中には狭心症を発症してわかる人もある」

前胸部の圧迫感や締め付け感

   森が「前兆と対処法」をまとめた。早歩きや階段の上り下りのときや食後などに、前胸部の圧迫感や締め付け感があったら前兆だ。

   おおたわ「狭心発作ですよ。人によって、押されるような、つかまれるようなともいう。左方に出る」

   倒れたら何を置いても心臓マッサージ。そしてAED。松田が倒れたグラウンドにはAEDがなかったが、サポーターの中に看護師さんがいて、倒れて1分後からマッサージをしたという。

   加藤が「なんとか回復してほしい」

   日本だけでなく、世界もそう願っているようだ。