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なでしこ連勝支える栄養士「まぜご飯やうどんありがたい」(川澄奈穂美)

   なでしこジャパンがきのう5日(2011年9月)、 五輪アジア最終予選で強敵オーストラリアを1-0で破って、勝ち点9でトップを守った。中1日での連戦で、さすがのなでしこもしんどそうな場面が見られたが、勝利には秘密があった。

W杯優勝で文科省やっと「日本食予算」

   きのうも決勝点をあげたFWの川澄奈穂美選手(25)がブログでこう書いている。

「中国へ来てからホテルの食事は毎日ほぼ変わらず。お肉、えび、魚…いんげん、ピーマン、ちんげんさい、プロッコリー…中国には緑色の野菜しかないのか。今回は栄養士さんが帯同してくれているので、毎食まぜご飯やらうどん やらが登場するので非常にありがたい  もしなかったら…って考えると恐怖です」

   実は、栄養士の帯同は、ワールドカップで優勝したので、今回初めて文科省が金を出したのだという。五輪で有望な種目を特別支援する予算で、栄養士2人を派遣。お陰で選手たちは朝昼晩日本食を食べられるのだそうだ。これまではそうした支援なしで闘ってきたということで、専属コックが当たり前の男子代表とずいぶん違う。

侮れない北朝鮮「勝ち点は実質10」で日本は2位

   司会の加藤浩次「五輪出場に王手をかけましたね。きちっと勝ってくれました」

   サッカー元日本代表の武田修宏が解説した。

「非常にいい勝ち方だった。前半で入っていればもっとよかった」

   キャスターのテリー伊藤「3-0くらいでいける感じだった」

   加藤「日本はやっぱり強いと感じた」

   武田「スピードと組織力ですね。相手にはそれがなかった。(得点シーンを見ながら)ディフェンスは高いが、後ろに弱く俊敏性がなかった」

   加藤が「これで勝ち点9ですからもう大丈夫」というと、レポーターの阿部祐二が異をとなえた。

「下駄はくまで心配するのが親心。北朝鮮が勝ち点7で 次の相手がタイだから10だと思ってください。だから、日本は実質2位なんですね、ボクの感覚では」

   加藤が「そんなにサッカー詳しかったか」(爆笑)

   阿部「中学のとき都でベスト3だった。知らなかったでしょう」

   ワーワーいった末に、とにかく対中国戦がカギだという話になった。と、テリーが「ホテルに押しかけて、ピンポン・ ラッシュで選手を眠らせないという話がある。もしかしたら中国はやるかもしれない」

   武田「南米ではアウェーだとわーっと騒いで寝させないのが当たり前。それでもしっかりと寝ないといけない」

   加藤「これまで日本代表なのに栄養士さんがいなかったんですね」

   考えてみれば食べ物でだって妨害はできる。ますます栄養士の役割が重要というわけか。選手も命がけだ。

   次の相手は明日の北朝鮮。日本と同じタイプで組織力がある。これまでの戦績では負け越している。やっぱりここがヤマだろう。