2024年 4月 25日 (木)

「食卓まるごと放射能全調査」誤報を検証―測定グラフ読み間違え

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   「10月17日(2011年)に放送した『食卓まるごと放射能全調査』で誤りがあることがわりました」と有働由美子キャスターが平謝りしたのが11月24日の放送で、その際になぜ間違いが起きたか12月15日に検証番組を放送すると予告していた。「食卓まるごと放射能全調査の続続報」として小林孝司アナの報告した。

全国7家庭の大半で「セシウム検出せず」

   全調査は全国の7つの家庭に1週間分の食事を提供してもらい、トータルでどのくらいの放射性物質を摂取したかを調べるものだった。結果は、北海道・札幌でセシウム134が569ベクレル、福島・須賀川で366ベクレル、③東京・江戸川で405ベクレル、大阪・岸和田で33ベクレル、東京・目黒でセシウム137が897ベクレル、福島・郡山と広島・廿日市は検出せずであった。

   この数値に「不自然では」という指摘が多数寄せられ、「あさイチ」が調査過程をチェックしたところ、測定数値に不備があり自然界に普通に存在する放射性物質を放射性セシウムと読み間違えていたことが判明、再測定が行われた。結果はセシウム134はすべての地点で「検出せず」、セシウム137は東京・目黒で1日だけ1キログラムあたり8・5ベクレルを検出したが、他はすべて「検出せず」だった。

   小林アナ「おしなべて見れば3ベクレルから8ベクレルでした。札幌のご家庭の数値で積算すると、セシウム134が8.2ベクレル出た食事を1日換算で約1.6キロ食べるとして、年間365日を掛けると4789ベクレルになります。これを人体に置き換えると0.09ミリシーベルトになります。もう一つのセシウム137も同じ計算をすれば年間4146ベクレルで年間0.05ミリシーベルト。この2つを足すと、0.14ミリシーベルトになります。国が定めている食品の放射性セシウムからの内部被曝限度量は年間で1ミリシーベルトですから、それと比べて低い数値ということです」

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