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上田馬之助死去「国産悪役」登場でプロレスの戦後が終わった!

   今朝(2011年12月22日)の朝ズバッ!では最近亡くなった各界の著名人のニュースが目についた。金正日をはじめ、立川談志、市川森一――。そんななかで、コメンテイターからもっとも熱心に表敬されたのは「日本初」の本格悪役プロレスラー、上田馬之助であった。

「日本初と軽く言わないで…」東京新聞政治部次長アツく語る

   「日本初のヒール、悪役って、軽く言いますけど――」と、番組のコメンテイターでプロレス大好きな金井辰樹・東京新聞政治部次長が口を開く。軽く扱ってもらっては困ると言わんばかりである。

   なんでも力道山からの国産プロレスは、善玉の日本人が悪くて強くてデカいアメリカ人を倒すというパターンで、「戦後」を引きずっていた。そこに日本人初の悪い奴が登場したことにより、「ワンパターンのプロレスから脱して、日本のプロレスの戦後もここで終わった」。

   「そういう意味で、ものすごく上田さんの功績は大きい」などと熱弁をふるう金井に、司会のみのもんたは、ふだん訃報を扱うときの神妙な面持ちをすっかり忘れて、「(金井の語り口が)アツいですね。ハハハハ」と手を叩いて喜んだ。