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平田信潜伏部屋でDVD「最後の忠臣蔵」自分と重ね合わせてた?

   オウム真理教の特別手配犯、平田信容疑者をかくまったとして、犯人蔵匿容疑で逮捕された元信者・斎藤明美容疑者が警察に自首した際に、出所不明の現金800万円を任意提出していたことがわかった。多額の現金と斎藤が持っていた偽名の保険証の入手経路はどこなのか。しかし、面白かったのは2人が借りていたレンタルDVDだ。

斎藤明美800万円を任意提出どういうカネか

   斎藤が出頭直前まで勤務していた整骨院の関係者は、「保険証は会社が申請して送られてきたものです」と、偽名とは思いもせず申請していた。

   笠井信輔キャスターは「2人は大阪で慎ましい暮らしをしていたようです」と、斎藤が立ち寄った弁当屋から入手したレシートを映し、「タラとノリ弁で金額は合わせて680円でした」と伝えた。メインキャスターの小倉智昭は「それでも、17年間で800万円も貯められるのかな。平田容疑者は逃亡する時、教団から1000万円の逃亡資金をもらっているから、その一部が含まれているのではないの?」と言い、「警察もその可能性が高いと見て捜査を進めているようです」と笠井が説明する。

「桜田門外ノ変」や海外ドラマシリーズもレンタル

   2人が借りていたレンタルDVDのリストも入手していた。「ほとんどは海外のテレビドラマのシリーズものですが、注目すべきは、その中に邦画の『桜田門外ノ変』と『最後の忠臣蔵』です。とくに、最後の忠臣蔵は吉良邸に討ち入った大石内蔵助の命で、身分を隠して内蔵助の隠し子を16年間守り続けたというストーリー。2人は自分たちの姿と重ね合わせてみていたのではないでしょうか」と笠井は推測した。

   小倉「シリーズもののテレビドラマなら時間もかかるから、家に籠もっている生活にはもってこいかもしれないが、狭いワンルームマンションで1日中DVDを見ているとどんな気分になるのだろうか」

   ショーン川上(経営コンサルタント)「ますます現実との接点がなくなっていく。精神衛生的にも良い方向には向かわないでしょう」と語った。平田と斎藤が2人連れで犯か以外を歩いていたという目撃談も出てきている。