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東日本大震災20日前にニュージーランド地震。留学生・教師23人犠牲

<1年前のワイドショー通信簿>1年前の2011年2月22日、ニュージーランドのクライストチャーチをマグニチュード6・3の地震が襲い、崩壊したビルの下敷きになって日本人留学生や教師23人が犠牲になった。「都市直下型で震度浅く被害拡大」(日本テレビ系「スッキリ!!」)、「近代建築ビルなぜ全壊?」(TBS系「朝ズバッ!」)、「NZ地震発生の53秒の映像―悲鳴、地鳴り、逃げ惑う人びと」(フジテレビ系「とくダネ!」)と朝のワイドショーも大きく伝えた。

   日本の家族への地震の第1報が、がれきに埋もれ救出を待つ留学生からのメールだったことも話題になった。「『じしんあった』がれきの下から富山にメール」(「朝ズバッ!」)と伝えられた。ビル崩壊は亀裂を指摘されながら放置した市当局の責任とされた。留学生の救出がすべて終わらないその20日後に、ニュージーランド地震の何万倍もの巨大地震が東日本を襲った。これによって、ニュージーランドの地震はほとんど取り上げられなくなったが、今後、首都圏を襲うと予想されている地震は、むしろこちらに近いのではないか。(テレビウォッチ編集部)