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KAT-TUN亀梨グッタリ「これ毎週やるのオ」素人のダメ自慢!大笑いだけど疲れた

KAT-TUNの世界一ダメな夜 (TBS系 8月24日深夜0時20分)> 今年(2012年)の元日と春に2度特番で放送された「KAT-TUNの世界一ダメな夜」が、こんな中途半端な時期にレギュラー化した。KAT-TUNがさまざまなダメなことを体験して、そのダメっぷりを笑う番組だ。

滑舌悪く部屋はゴミ屋敷というタレントの卵21歳

   番組の演出を務めるマッコイ斎藤と「ダメ」がテーマの番組は、2002年にテレビ東京で放送されていた「MARU,GARITA(マルガリータ)」があって、非常に面白かったが半年で終わってしまい残念に思っていた。「KAT-TUNの世界一ダメな夜」では、期待通りにテイストが復活していた。

   初回スペシャルの前半に放送した、TBS社屋にいるダメ人間をKAT-TUNが熱湯で退治する「熱湯警備隊」は、ニュース番組の本番前のアナウンサーに熱湯をかけてしまうなど楽しめたが、後半の「ダメのど自慢」のコーナーが笑えた。歌に自信のある一般参加者のダメさを、KAT-TUNメンバーとお笑い芸人の土田晃之が一斗缶を落として、その数で評価するというものだ。

   一番手に登場したタレントの卵・川島さん(21歳女性)は、滑舌が悪い、字が汚い、部屋がゴミ屋敷というダメ人間で、歌も見事なほどの音痴でみんなをずっこけさせるが、まあこのあたりは予想通りだ。

セレブマダムの異次元の音痴ぶりに見ている視聴者もヘトヘト

   2番手の糸賀さん(72歳主婦)は、セレブマダムという雰囲気をぶち壊す超リアルなカラスのものまねを披露して、これだけで全員一斗缶を落としてしまう「満点」だった。ところが、歌になった途端、歌い出しは間違えるわ、ゴダイゴの「ビューティフル・ネーム」 がまるで違う曲に聞こえるわで、歌詞もノれなくて飛ぶという完成度の高いダメさを炸裂させた。

   とにかくすごい「ダメ」のオンパレードで、次はどんな「ダメ」が出るかと、イヤでも期待は高まるが、あまりのひどさに出演者も視聴者もヘトヘトになる。KAT-TUN亀梨も呆れてこう言う。

「これ本当に毎週やるの?」

   もしかしたら秋の改編まで持たないかもしれない。

鯖野かサバり