2024年 4月 25日 (木)

病院ごと「5年生存率」胃がん大阪府立成人病C、乳がん国立がん研Cトップ

   きょう23日(2012年10月)の「速ダネ」コーナー は、全国がんセンター協議会(全がん協)が発表した中核28病院の「5年生存率」だった。「5年生存率」はがんがわかってから5年後に生存している割合だが、全がん協加盟の中核国公立病院の結果を、がんの5つの部位ごとにまとめた。病院を比較できるわけだ。

厳しい肺がんの5年後…生存率は40%

   2001~03年に各病院で診断・治療を受けたがん患者10万人以上を国立がん研究センターが分析し、各部位ごとに患者が50人以上いて、9割以上を追跡できた病院28の結果をあげた。笠井信輔キャスターは「5年というのは克服できたということなので重要」と説明したが、これはちょっとおかしい。たちまちコメンテーターの産婦人科医・宋美玄から「克服したのではなく、闘病の人もたくさんいる」と訂正された。

   部位は胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がん。「胃がん」(平均生存率70.4%)では、(1)大阪府立成人病センター80.2%、( 2)新潟県立がんセンター78.5%、(3)山形県立中央病院77.0%と続く。「乳がん」(平均90.0%) は(1)国立がん研究センター中央病院95.4%、(2)同センター東病院94.0%、(3)兵庫県立がんセンター93.3%だ。

   きびしいのは「肺がん」(平均40.6%)で、(1)四国がんセンター58.1%、(2)大阪府立成人病センター49.4%、(3)がん研有明病院48.2%。笠井は「差は大きく、胃がんでは最も低い病院でも50%台でしたが…」という。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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