2024年 4月 16日 (火)

<孤独のグルメ2>
久住昌之コミック「ドラマ化」夜中にこんな番組罪作り…美味しそうな料理が次々

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   久住昌之原作、谷口ジロー作画のコミックをドラマ化したもので、今年1月に放送された「Season1」が好評だったからか、この秋早くも「Season2」が放送されている。

   主人公の井之頭五郎(松重豊)が仕事で立ち寄った町で美味そうな店を見つけ、そこで注文した料理や店の佇まいの感想を心の声で話す。特別な事件が起こるわけでもなく、ただひたすら食べるところが描かれる。

強面おっさん松重豊が大真面目にただ食べてつぶやく可笑しさ

   おっさんが食べるだけって地味すぎやしないか、と思うかもしれないが、これがなかなか魅せるのだ。井之頭五郎の「食」に対するこだわりは滑稽にも見えるが、本人はいたって大真面目。それをあの強面の松重が演じるから可笑しみが出る。そして、なによりも出てくる料理が美味しそうなのが最大の魅力ポイントだ。こんなドラマを夜中にやるのは罪というものじゃないか。

   ドラマの後には、原作者である久住がドラマに登場した店に行く「ふらっとQUSUMI」というおまけコーナもある。そこで久住とゲスト(初回はなぎら健壱)が料理を食しながらのトークもあり、視聴者を飽きさせない作りになっている。

   前々回紹介したTBS「花のズボラ飯」も同じく久住の原作だが、あちらは女性向けのスイートな作りで、こちらは男性が見て楽しめるドラマ。今の時代、男性向けのドラマなど貴重な存在だ。1話完結なので今からでも十分間に合う。騙されたと思って一度見て貰いたい。

   唯一の難点は、放送時間が前回の30分から47分に拡大されたこと。得をしたというより間延びした感じが否めない。(テレビ東京系水曜よる11時58分)

<くろうさぎ>

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