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「未来の党」さてどっち?日本版緑の党への期待と「小沢一郎が実権」の心配

   政党乱立ブームのなかで、にわかに一大・第三極となった「日本未来の党」だが、その議員の大部分は小沢一郎代表率いる元「国民の生活が第一」からの合流で、いつもの古いカラクリ構造になる危惧がある。クリーンなイメージの嘉田由紀子代表(滋賀県知事)が表にいて、そのウラでオザワが実権を握るのではないかといったことだ。

「女性・若者の視点」「平和的外交」「卒原発」のドイツ型政策

   コメンテイターからは、生まれたての政党への期待を込めた「御祝儀」的なコメントが聞かれた。生まれるときは大いに期待され、成長するとひどく失望される。これがニッポン政治の常道ではある。

   テレビ朝日社員コメンテイターの玉川徹は、日本未来の党は女性や若者の視点を導入したり、平和的な外交を推進する気配があるとする。これは看板政策の卒原発と合わせて、ドイツの「緑の党」など、ヨーロッパで見られる「緑の政治」のあり方に似ており、そうした勢力になる可能性があると言う。

   環境問題に取り組んできたという高木美保(タレント)も、玉川と近い意見だ。「環境を通して政治経済、人権を考えるという視点が、今までの政党にはなかった。嘉田さんはまさにそこから来ていて、しかも相当やられる方だから、(嘉田代表と)小沢さんとの相互利用というカタチで進んでいくと、未来の党はおもしろくなるのではないでしょうか」