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「ピラミッド熱気球」炎上しながら100メートル上昇後に急降下!乗客の恐怖と苦痛

   エジプト・ルクソールで観光ツアーの熱気球が炎上、墜落して日本人4人を含む19人が死亡した・「スッキリ!!」は中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」経由で入手したという事故の映像と、事故を起こした気球ツアー会社社長への電話取材などをもとに、墜落までの経緯と事故原因を探った。

係留ロープにガスホースからみ発火

   ツアー会社社長の話では、気球は通常の遊覧飛行を終えて地上間近まで降下し、着陸態勢に入っていた。気球からドロップラインと呼ばれるロープを垂らし、地上スタッフがそれを持って誘導していたとき異変が起きた。何らかの原因(強風などが考えられるという)でロープが気球のガスホースにからまるなどして、ホースが外れるか切断されガスが漏れだして引火したことが考えられるそうだ。

   パイロットと乗客1人は火災の早い段階で気球から飛び降りたが、残りの乗客を乗せた気球は煙を出しながら100メートル以上(300メートル説も)上昇したのち、一転急降下したようである。

   宮崎哲弥(コラムニスト)「映像を見ると、上に上がって落ちるまでけっこう時間がある。乗客の方の苦痛と恐怖を想像すると言葉を失う」