2024年 4月 19日 (金)

ホリエモン体重以外にも変わったか?「ソーシャルゲームとか興味ない」

   ホリエモンが別人になって帰ってきた。粉飾決算事件で懲役2年6か月の実刑が確定し、長野刑務所に服役していた旧ライブドアの堀江貴文元社長がきのう27日(2013年3月)仮釈放され、さっそく記者会見に臨んだ。95キロあった体重が30キロも減ってすっかりスマートになり、収監前の自信に満ち溢れていた態度、物腰も随分様変わりしていた。

「刑務所では身体障害者や高齢者の下の世話。過酷な現場でした」

   会見ではまず仮釈放の心境について、「1年9か月の服役を経て無事仮釈放をいただくことができました。この日を迎えられたことに万感の思いでおります」と殊勝に語った。

   刑務所ではどんな生活をしていたのか具体的に話した。「15工場というところで生活しておりまして、ほとんどの受刑者が身体障害者であったり、高齢の認知症の人であったり、1人で入浴できない身体の不自由な人であったりで、そういった方の介助や下の世話をしておりました。文字通り汗をたらして怒鳴られながら働かなければいけないという過酷な現場でした」

   東大時代から事業を起こし、プロ野球球団やニッポン放送の買収、さらには国会議員に挑戦するなど時代の寵児ともてはやされた。当然ながら、その頃とは大違いの生活だったようだ。往時を振り返り、「2004年ごろっていうのは、注目されて報道陣に囲まれて受け答えすることに慣れていなかったというのが一番大きくて、そこで割とイケイケでやったし」

   「人間の心はお金で買える。人間を動かすのはお金です」などといって物議をかもしたが、これに関しても「お金は便利なツールなので、プラスでもマイナスでもない」と答えていた。

   ホリエモン事件は時代のターニングポイントだったといわれる。堀江を長年見てきた永沢徹弁護士は「(事件後は)高級外車を何台も乗り回すようなことがもてはやされた時代が一区切りを迎えて、より地に足をつけた若い経営者がどんどん出てきている」という。堀江が服役していた間にも、IT業界を取り巻く環境は変わった。それについては「正直、ITの会社はソーシャルゲームとかやっているが、私はあんまり興味がなくて」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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