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ホワイトハウス巻き込まれたビヨンセとJay-Z夫妻「キューバの休日」敵対国で金落とすな!

   米ミュージック界を代表する超大物カップルのキューバ旅行が、ホワイトハウスを巻き込む騒動になっている。ビヨンセとJay-Z夫妻は先週、キューバで休日を楽しんだ。どこへ行っても現地のファンから歓迎され、ツーショット写真を撮ったりレストランで地元料理を楽しんだりと、ラブラブで結婚5周年のハバナ休日を過ごす姿がメディアにキャッチされていた。

騒動揶揄するラップで火に油

   しかし、米国とキューバは国交がなく、渡航もほぼ禁止されていることから、2人の旅がおおっぴらに報道されるや、「違法では?」「どういう方法でキューバ入りできたのか」といった疑問や非難が噴出した。渡航禁止とはいっても、例外も認められている。

   ビヨンセ&Jay-Zは教育目的の交流事業の一環として米国財務省から許可を得ていた。つまり政府が認めた旅行であるということで、これに噛み付いたのが「米国人がキューバのために金を使うのを許可するのか」と共和党員が現れたり、「一般人は駄目なのにセレブなら許されるなんて...」といった嫉妬混じりの声も上がった。

   さらに騒ぎを煽るように、Jay-Zがこの騒動をラップにして歌った「Open Letter」という曲を発表した。その中に、「ホワイトハウス(つまりオバマ大統領)から許可を得ている」という趣旨のリリックがあったことから、ついにホワイトハウスのカーニー報道官が「そういった事実はない」とコメントする事態にまで発展してしまった。

   事業名目で妻ビヨンセとキューバの休日を楽しみ、騒ぎに乗じて曲まで売ってしまうJay-Zはしたたかだ。

Noriko Fujimoto