J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

スーパーには厳しく外食業界に甘い「食品表示」三越伊勢丹でも偽装

   阪急阪神ホテルズに端を発した食品の誤表示、あるいは虚偽表示、不当表示、不正表示、もしくは偽装問題は、けさ7日(2013年11月)もさらに拡大した。問題が高島屋に飛び火したことが伝えられたばかりだが、三越伊勢丹など他の百貨店でも偽装が判明した。

同じ食品なのに基準バラバラ

   当初、阪急阪神ホテルズの会見などに強い反発が起きるとともに、ごく一部のやったことで、その他ほとんどのマジメにやってる店がかわいそうだといった声がコメンテイターから聞かれた。けさともなると、当初のフレッシュな憤りはパック詰めのそれに置き換わってしまったようだ。キャスターのテリー伊藤は「感覚が麻痺してきた」という。

   一部の「偽装」については、外食業界で広く行われてきた悪しき慣行と考えざるをえないものもあり、「法整備をしっかりやってもらうしかないね」(テリー伊藤)、「バナメイ海老を芝海老と表示するなど、スーパーでは許されない表示がレストランでは許されていた。同じ食べ物なのだから、スーパーでもレストランでも同じように食品全体の基準を統一すべきだ」(本村健太郎・弁護士)という意見が強まっている。