2024年 4月 16日 (火)

粉どころ群馬・桐生の「ひもかわ」半端じゃない幅広!10センチをすすらずほおばれ

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   青空いっぱいのポカポカ陽気、群馬県・桐生市からいつも元気なレポーターの篠山輝信が声を張り上げる。「群馬県は小麦の生産が本州一。繊維産業が盛んだったこの地区では、冠婚葬祭でもうどんを食べる文化が根付いています。その中でも他ではお目に掛れないユニークなうどんがあります。それが圧倒的広さの幅広麺『ひもかわ』です。どんな麺か。食べてみます」

忙しい織物工場の工員…すぐ食べられるよう茹で時間半分の知恵

   桐生市内の手打ちそば・うどん店の「そばよし」の店内には「ひもかわ あります」とある。運ばれてきたうどんを箸で持ち上げると、なるほど幅広い。篠山は「名古屋のきしめんよりもずっと広い。一本というよりは一枚ですね」と厚さ2ミリで幅3センチの麺を持ち上げてツルツル……とはいかず、ほおばる。「すすりやすくないけれど、食べごたえはあるし、お餅を食べているようなモチモチ感とツルツル感です」

   3センチなんてまだまだ甘い。ここでは5センチを超えるものも少なくないし、とうとう10センチ幅なんていうのも登場している。なんでこんなに幅広麺になったのか。店の女将・高田まさ子さんが説明してくれた。「桐生は織物の街なので、帯にちなんで幅が広くなったという説が有力なんです。『ひもかわ』は皮の紐のように平たいのでという説もあります。ひもかわは普通のうどんより薄いので茹で時間が半分で済みます。忙しく工場で働く人には好都合だったので定着したのかなと思いますね」

   厨房では高田義昭さんが大きな布の上に麺を伸ばして切り、外に干しに行く。「赤城山からのからっ風に干すことで、中はしっとり、角は乾燥でモチモチ感や食感が良くなるのでね」(高田さん)

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