2024年 4月 18日 (木)

<タイムスパイラル>(NHK BS)
短髪でも十分怪しいGACKT!2020年の未来からやってきて黒木メイサ誘惑...でも、ちょっと太り気味

   もし、記憶が2つあるとしたら怖いよね。ましてその記憶が幼いころ、自分が誘拐されて、殺された記憶と助けられた記憶の2種類だなんて。現に生きているのだから助けられたに決まっているのだが、時々その記憶がよみがえってヒロイン・奈月(黒木メイサ)がパニックになり、過呼吸におちいるのも無理はない。

なあんだ、普通に妹思いのやさしい兄貴だったの?

   奈月は大学で物理学の助教をしている。幼なじみで同じ大学の病院の研修医である健太郎(平岡祐太)とはいい感じで、健太郎はプロポーズしようと指輪を用意したところだ。そんな時に現れたのが新しく赴任してきた建築の教授、辰巳(GACKT)である。GACKTが演じるのだからもちろん妖しくて、奈月に強引に近づき、誘惑しようとする。

   じつは辰巳は2020年、東京オリンピックが行われている未来から来たタイムトラベラーなのである。その目的は何か。そして辰巳が現れてから、奈月がしばしばあの時と同じ2つの記憶現象に襲われるのはなぜか。謎がしだいに明らかになってゆくスリリングなSFドラマである。

   目的は第5回まで進んだところでだいぶ分かってきた。どうしても死んでしまう運命の妹・真美(武富聖花)を、時間をさかのぼって助けるためなのだ。奈月に近づいたのも、健太郎と奈月の仲を割いて、真美が健太郎に失恋して自殺する運命を変えようというわけだ。妖しいわりには普通の優しい兄貴だったのである。なあんだ、黒木メイサとのやり取りにただよっていた緊迫感がちょっと薄れたな。

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