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「渋谷スクランブル交差点」外国人観光客の人気撮影スポット!何が珍しいの?

   観光で来日する外国人が増えているが、ネットで事前にしっかり下調べをしてくるのか、定番にない意外なスポットが人気になっている。たとえば、東京・渋谷駅前で外国人観光客がハチ公の周辺で何やら熱心に撮影している。ハチ公の像に関心がるわけでもなさそうで、シンガポールから来た男性観光客に聞くと「有名な渋谷スクランブル交差点を撮りに来たんだよ」と笑う。

   いまや人気の撮影スポットになっているらしい。なにが面白いのか。フランスから来た男性は「こんなにたくさんの人が渡っているのに、よく見るとお互いにぶつからないようにちょっとズレて歩いているよね。優しくてシャイな日本人らしい奥深さを感じる」

台東区「合羽橋道具街」わざわざ包丁買いに来たスイス女性

   東京・秋葉原で注目されているのは「安くてきれいな宇宙船」と呼ばれている日本発祥のカプセルホテルだ。利用者の3割は外国人観光客という。イギリスから来た女性は「すごく面白い発想。友人にも紹介したい」、ドイツの男性は「いいアイデアと思う。コンパクトでビジネスに1~2泊するのにはちょうどいいかな」

   東京・台東区の合羽橋近くの包丁専門店にはスイスから来た女性という女性が品定めを開いている。「いまも日本製を使っているのだけれど、きょうは新しいのを買いに来たの。スイスでは日本の包丁は有名でみんな知っているわ」

和歌山電鉄・貴志駅「猫の駅長」ツアーコースに組み込み

   そして西の和歌山・紀の川市。香港から来た観光客が盛んにカメラを向けているのは、和歌山電鉄の貴志駅駅舎で退屈そうにしている猫のたまだった。2007年に駅長に就任して以来テレビで紹介されて海外でも有名になり、乗客も就任前に比べ2.5倍に増えた。たまの肩書も「ウルトラ駅長兼社長代理」に昇格した。

   旅行ジャーナリストの村田和子はこうコメントする。「関西空港にLCC(格安航空)がたくさん就航している関係で、アジアのリピーターが多いんです。大阪、京都以外の周辺にも行くようになっていますね。大阪、京都と一緒にたま駅長を組み込むツアーも増えています」