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軍師・官兵衛も読み切れなかった「大河ドラマ最終回」総選挙の急襲

   安倍首相は来週にも衆議院を解散して、12月14日(2014年)に総選挙の投開票となる見通しだが、これに慌てているのがNHK大河ドラマだ。放送中の「軍師官兵衛」の最終回にあたり、それも関ヶ原の合戦という最大のヤマ場とぶつかることになったからだ。

   国政選挙の午後8時からの開票速報がある時は、大河ドラマの放送時間を繰り上げ、おととし2012年12月16日の衆院選では「平清盛」は7時10分からだった。このときは1%以上視聴率は落ちている。「8時にチャンネルを合わせたらもう終わっちゃってた」という視聴者もいるからだろう。

   軍師官兵衛は中盤では12%台の低視聴率もあったが、近ごろは盛り返してきて、おととしの「平清盛」、去年の「八重の桜」を上回ることは確実で、残る5話次第では平均16%もうかがえるという流れになっている。最終回でド~ンと数字を稼いでという算段が狂ってしまうことはあり得る。逆に、選挙の日はよる7時のニュースを多くが見るから、その流れでかえって視聴率は上がるという見方もできる。もっとも、投開票日が1週間後の23日になるかもしれないが...。(テレビウォッチ編集部