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相模川「女性殺人遺棄」初めからわかっていた犯人・神岡誠治!被害者が名指し

   昨年11月(2014年)、相模川で神奈川・厚木市の吉田綾奈さん(当時26)が遺体で見つかった事件で、神奈川県警はきのう15日(2015年1月)、元交際相手の建設作業員・神岡誠治(34)を死体遺棄容疑で逮捕した。殺害については否定しているが、吉田さんは頭を複数回殴られたあとがあり、さらに追及する。

「ストーカー被害にあっている。男の名前は・・・」

   この事件を再三リポートしてきた阿部祐二が「新たな事実です」という。きのうの「スッキリ!!」で、神岡に取材した時の様子をとくとくと語っていたので何かと思ったら、「2人は同居していたんです」。おいおい、これまで2か月も取材して、そんなこともわからなかったというのか。

   吉田さんは10月27日未明に「元交際相手のところへ荷物を取りに行く」と家を出たまま行方がわからなくなり、相模川河口付近でビニールに包まれた遺体で見つかった。

   警察の捜査も報道の取材も神岡に集中したが、「吉田さんに会ったのは前日の26日。朝から夜まで一緒にいて、家まで送って別れた」「犯人は早く出てきてほしい」などと、あたかも別に男がいるかのように話していた。

   ところが、おとといになって状況が急展開した。神岡は警察の事情聴取に「トラブルがあって吉田さんは死んだ。遺体を捨てた」と話しはじめ、遺体運搬に使った勤務先の軽トラックから吉田さんの血痕もみつかった。そして急にいろいろなことが出てきた。

   吉田さんは知人に「ストーカー被害にあっている」と話していたが、メールには「神岡せいじという奴です。わかれてから嫌がらせされて」とはっきり書いていた。神岡も吉田さんが不明になる直前、吉田さんが別の男性と一緒にいる写真をネットで公開し、知人に「こいつ殺るから 優しい俺やめた マジ 殺人衝動ヤバし」とメッセージを送っていた。

近所も見ていた「夜中の派手なケンカ」

   これらは警察がこれまで抑えていたものを公開したに違いないが、メールを受けた知人を取材していれば、少なくとも「ストーカー=神岡」と「神岡の殺意」は目にできたはず。神岡の話すウソを繰り返し流すこともなかったろう。

   阿部はきのうになって、神岡の隣人、大家、神岡の知人を取材したらしい。この結果、神岡が結婚していて妻子がいること、吉田さんとはおととし4月から同居していたこと、2人がしょっちゅう派手なケンカをしていたことなどがわかったという。これが阿部のいう「新たな事実」だったわけだ。

   2人のケンカは吉田さんが夜中に裸で閉め出され、キャーキャーわめくなど派手なもので、近所中が見ていた。阿部は何度も神岡に会い、吉田さんの親にも話を聞いていながら、2人が1年半も同居していたことを「知らなかった」というのだからあきれる。

   司会の加藤浩次「(神岡は)テレビの取材に答えているんですね」

   キャスターのテリー伊藤「自分勝手な男だなと思いますね」

   香山リカ(精神科医)「二面性のある男。一見やさしそうに見えるが、自分の作った世界に合わないと逆上して暴力で支配しようとする」

   加藤「吉田さんは発信しているんですよね」

   テリー「周囲もまさか殺人まではと思わなかったんでしょうね」

   香山「ネットでは気軽に『殺す』と書きますからね。どこまで本気かわからない」