<JAPAなび 北海道のほぼ真ん中>俳優の照英が国内最低気温・氷点下41度という記録のある北海道・旭川を旅した。旭川空港から出てきた照英は「イメージ通り。いやあ、寒い。いや、痛い。耳が痛いです」
街中では道路がカチンカチンに凍っている。危うく転びそうになる照英。「ブーツはいてきてるんだけど、ツルンツルンです」
そこで、滑らない靴を求めて「シューズショップトクノ」へ。さすがに日本一凍りつく街だてあっていろいろありました。靴底がガラス繊維入りのラバーになっている靴、履いている靴に付ける滑り止めゴムバンドなんていうのもあった。
ご主人の得能巌さんが「これが一番滑りません」とすすめる。「アイスホッケーをスニーカーでやるブルームボール競技ではくものなんです。これなら氷の上でも走れます」
靴底にフニャフニャした突起がいくつもあって、これが氷に密着して滑らなくなるのだ。「(突起は)やわらかい」(照英)
滑らない歩き方というのもあった。得能さんがつくった「冬道歩き音頭」というのに合わせて歩くのだという。この音頭が実に愉快なのだ。
♪チョコチョコ歩きのペンギンさん
膝をゆるめてペンギンさん
歩幅小さくペンギンさん
2拍子の曲で半歩ずつ足踏みをするように歩く。
照英「滑らないというのはわかりますが、これじゃあ、ぜんぜん目的地に着きそうもないですよ」
得能さん「(雪道は)急いではダメです」
NHK札幌の飯島徹郎アナ「この歩き方は理にかなっているのです。広い歩幅だと足裏は斜めに着地するので、そのままツルンと滑ってしまいます。チョコチョコと歩幅を小さくして、膝をゆるめて歩くと真っ直ぐに着地するので滑りにくいんです」
東京都心でも今週末あたりから雪が降るシーズンに入る。滑らない靴と「ペンギン歩き」は参考になりそうだ。
(磯G)