2024年 4月 19日 (金)

<ウロボロス>(TBS系)
生田斗真・小栗旬イケメン並べたのにもったいない!長ったらしい独白、安易な展開・・・漫画的過ぎて入り込めん

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   生田斗真と小栗旬というイケメンかつ演技派の二人が主演の復讐ドラマである。児童養護施設「まほろば」で育った龍崎イクオ(生田)と段野竜哉(小栗)は、「まほろば」の先生だった柏葉結子(広末涼子)が何者かに殺される現場に遭遇する。その時にやってきて、事件をもみ消した警察の4人組に復讐するために、イクオは警察官、竜哉はヤクザの道で成り上がり、表と裏の世界からその4人を追い詰めようとする、というお話。決まり文句は「結子先生の敵(かたき)取るために!」だ。

笑っちゃう「悪役4人組はみんな金時計」わかり易いけどねえ・・・

   決してつまらないわけではない。話の展開も早いし、アクションシーンも本格的である。嵐の主題歌も雰囲気に合っていて良い。腐敗した警察権力に警察官自身が立ち向かい、過去の事件の真相を暴くというのは「クロコーチ」を思わせるものもあり、期待していた。

   が、毎回のようにイクオが頭を抱えてうずくまり、「思い出した!」と突然20年前の記憶がよみがえることにより、謎が解けていくという安易な展開に違和感を覚えることしばしばだ。事件をもみ消した警察の4人組はみな金時計をしており、その金時計をした男たちを探すという設定には、「いやー、相手もさすがにそんなわかりやすい目印、身に着けて歩いてないだろ」と突っ込みたくなる。

   公安に撃たれて大けがをし、瀕死のはずだったイクオが何の説明もなしに復活し、金時計の男の一人を見事倒したところは笑うしかなかった。原作が漫画だから当然なんだろうけど、本当に漫画的だ。

   そしてドラマに入り込めない最大の要因は、「20年前の事件の真相、その証拠を揃えてあんたのおやじを地獄に突き落すためにはね......」なんていう長々しい独白、電話口での「お願いしますよ、日比野さん」のような不要な呼びかけに代表される、説明的な台詞が多すぎること。脚本の方、もう少し工夫をお願いします。

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