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「墜落副操縦士」6年前にうつ状態で訓練休止!裕福な家庭の普通の青年

   乗客・乗員149人を道連れに旅客機をフランス山中に激突させた「ジャーマンウイングス」のアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)とはどんな人物だったのか。

   地元メディアの報道によると、父はビジネスマン、母はピアノ教師で、家族仲もよく、裕福な家庭に育った。子どものころから操縦士になるのが夢で、14歳の時に飛行クラブに入会し、10代でパイロットの資格を取得している。飛行クラブの会長は「とても落ち着いていて責任感がある男だった。普通の青年だった」と話している。

おととしには「優秀パイロット」として航空局から表彰

   ルビッツは6年前にパイロットの訓練を9か月ほど休んだことがあった。「明らかに彼は心が燃え尽き、うつ状態だったようだ」と関係者は話している。その後訓練に戻り、すべてのテストに合格して2年前からジャーマンウイングスのパイロットとして勤務していた。

   フライト経験は630時間とまだ浅いが、2013年には優秀な飛行技術が認められて、ドイツ連邦航空局から表彰されている。うつ状態による自殺なのか、それとも目的のはっきりしない自爆テロなのか・・・ナゾのままだ。

   前根明元・元全日空機長(航空評論家)は「アメリカの9・11テロでコックピットを外から開けられないように強化したのが裏目に出てしまった」という。

   司会の小倉智昭「うつ病とか精神疾患の可能性があったという言葉で片付けられてはたまったものじゃないですね」

   前根氏「これは本当に難しい問題です。日本では厳しいチェックが行われていますが、欧州でもこれから強化されると思います」