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能年玲奈「事務所独立」仕掛けた演出家の毀誉褒貶!タレントを洗脳?ただの世話好きオバちゃん?

   きのう30日(2015年4月)、能年玲奈が独立を巡って前の所属事務所と揉め、仕事が入らないという『週刊文春』の記事を紹介したが、きょう発売の『フライデー』が「スクープ撮!能年玲奈と噂の女性演出家『洗脳』現場のベッタリ写真」とグラビアで報じている。能年が母親のような女性と親しそうに腕を組んで話ながら歩いている。演出家の滝沢充子(53)は結婚していて、夫も一緒。アウトレットに買い物に行って、帰りは3人で電車に乗って、能年が熟睡している写真も掲載されている。

   記事を読んでみると、テレビ関係者は滝沢について<「演技指導にとどまらず、タレントのプライベートにマネージャー以上に踏み込んでいく癖がある」ので、事務所側がそれを問題視して3年ほど前に彼女との契約を打ち切った>という。だが、滝沢のかつての教え子は<「ホメて育てるタイプで、素顔は世話好きのオバちゃん。能年さんは、気さくな滝沢さんに惹かれただけでは」>と評価は正反対だ。

   この洗脳騒動が広がれば、スポンサーもつかず仕事はさらになくなるだろうと先のテレビ局関係者が語っているが、前の事務所側の「意向」を代弁しているのではないか。いずれにしても、能年は自力で女優としての技量を磨いて、再び這い上がっていくしかない。見守ってやろうではないか。

   そのフライデーに国民的アイドルグループで「グラビアプリンセス」に輝いた、能年と同年の21歳の女の子の「衝撃の『神』ヘアヌード」が袋とじになっている。国民的アイドルというと、私はAKB48しか思い浮かばないが、改名して三上悠亜という彼女、かなり可愛い。童顔なのに胸はかなり大きく、ヘアは綺麗に刈り込まれている。DVDが6月1日に発売されるそうだが、ネット上では元SKE48(名古屋・栄に誕生したアイドルグループ)の鬼頭桃菜だと騒ぎになっているようだ。

   何が悲しくて若い裸体を晒さなければいけないのかと父親になった気持ちで写真をじっと見つめる。能年もこのままいくと「あの『あまちゃん』主演女優の衝撃ヘアヌード」なんていうのが載ることになるのかな。それはそれで見てみたいけどね。

安倍首相「米議会演説」第2次対米降伏宣言か!?次から次にベッタリ約束

   安倍首相の米議会演説については百家争鳴、いろいろな声があるようだが、私が全文をざっと読んで感じたのは、アメリカに対する「第2次降伏宣言」ではないのかということである。第2次大戦メモリアルを訪れ、戦争がなければ「幸福な人生を送っただろうアメリカの若者の、痛み、悲しみが宿っている」といっているが、はるかに多くの死者を出した中国を含めたアジア人に対してはどうなのか。

   侵略戦争や慰安婦問題については歴代総理と以下同文では、自分の言葉でお詫びしたことにはならない。さらに「日本と、米国がリードし、生い立ちの異なるアジア太平洋諸国に、いかなる国の恣意的な思惑にも左右されない、フェアで、ダイナミックで、持続可能な市場をつくりあげなければなりません」と、アジアの他の国々と米国の傘の下にいる日本は違うのだといいたげだし、名指しこそしていないが、中国を「恣意的な思惑」のある国だとしているのはアメリカに寄りすぎではないのか。

   また、日本国民に詳しい内容さえ明らかにしていないTPPを「一緒に成し遂げましょう」とし、国会軽視の安保法制は「この夏までに成就させます」発言、オバマ大統領が明確にしていない「リバランス」を「徹頭徹尾支持する」といい切っているのは、アメリカのいうことなら何でも聞きますよという意思表示であろう。

   週刊文春や週刊新潮なら「土下座演説」とタイトルをつけ揶揄するのではないか。皮肉なことに、日米同盟を強調した安倍演説が新聞に掲載された4月30日の日経平均株価は、前営業日28日の終値より538円94銭安い「大暴落」となった。これもアメリカに従属しすぎると危ないよという市場からの警告ではないか。

第3段階に入った首相官邸のメディア抱き込み!政権2年半で夜の会食50回以上

   今週も安倍首相と大メディアの「癒着」ともいえる馴れ合い関係を『週刊ポスト』が批判しているが、私もこれを断固支持する。週刊ポストは第2次安倍内閣発足から、安倍首相と新聞とテレビ局幹部らとの「夜の会食」は2年半で50回に上るという。田崎史郎時事通信解説委員なども足繁く通っているし、ここには出てきていないのは「会食」ではないからかもしれないが、田原総一朗氏などもよく安倍首相と会っている。

   メディア論では「権力のメディア操縦」は3段階で進むという。第1段階は圧力で政権に不利な報道を規制する。第2段階はメディアのトップを懐柔することで政権批判を自主規制させ、第3段階では現場の記者たちが問題意識さえ持たなくなって権力監視機能を完全マヒさせる。

   安倍はこれを忠実に実行し、ほぼ第3段階まで来ているのではないだろうか。もともと新聞というのは戦時中やGHQ占領時代を見てみればよくわかるように、強い者にはひたすら弱く、相手がそれほど強くないと見るや「われわれはウオッチドッグでなければならない」といい出すメディアである。もちろんテレビはいうまでもない。

「菅義偉官房長官」触れられたくない経歴の嘘と『横浜のドン』との癒着

   『週刊新潮』は安倍ベッタリの菅義偉官房長官が、そろそろ「権力」が欲しくなったのではないかと報じている。だが、菅氏には影の部分が多くあるようだ。たとえば、彼は秋田県雄勝郡秋ノ宮村(現湯沢市)出身だが、彼のホームページには地元の高校卒業後「集団就職で上京する」とあるのだが、同級生の伊藤英二氏は「義偉が急に『東京に行く』と言い出したのは事実ですが、いわゆる『集団就職』ではないですよね」といっている。苦労して這い上がったということを強調したいのだろうか。

   週刊新潮によれば、上京後は段ボール工場で働いた後、法政大学法学部に入学し、卒業後に電気設備会社に勤めているときに政治に目覚め、法政OBの中村梅吉元法相秘書経由で、横浜を地盤とする小此木彦三郎代議士の秘書になるのが1975年。

   その後、横浜市議選に出馬して当選するが、「その時代の菅さんに関しては謎のまま」(政治部記者)だという。その当時、菅氏をバックアップしたのは相鉄だったそうだが、藤木企業というところからも人を出してもらったそうである。市会議員に当選した後も菅氏と藤木氏の関係は続き、「国会議員になってからも、菅さんは藤木さんに頭が上がらないようだった。携帯に電話がかかってくると、『会長!"』と言っていた」(永田町関係者)

   藤木企業というのは港湾荷役業で、社長は藤木幸太氏。氏の父親で同社会長で横浜港運協会会長藤木幸夫氏は、横浜FM放送の社長など地元企業の役員も多数兼務する「横浜のドン」なのだそうである。

<その昔、荒くれ者の港湾人夫を束ねる港湾荷役業はヤクザや愚連隊と切っても切れない関係にあった。藤木幸夫氏は自著「ミナトのせがれ」の中で山口組三代目田岡一雄組長のことを「田岡のおじさん」と呼び、〈田岡のおじさんが帰って行くと、外で待ち構えていた神奈川県警の刑事がすぐに親父(藤木企業創業者の藤木幸太郎氏)のところへ来て、「今、田岡が来て何を話したんだ」と聞く>(週刊新潮)

   菅官房長官にとっては古い話だからどうということはないのかもしれないが、週刊新潮によると、菅氏のお膝元の横浜市にカジノが誘致されるやもしれないというので、横浜市が検討委員会をつくって熱心だが、その委員に藤木企業の藤木幸太社長が入っているというのだ。カジノが誘致されれば雇用1万人ともいわれ、街が潤うことになると、企業や電鉄会社が蠢き始めているというのだから、総理を目指す菅氏の周りにもきな臭い匂いがしてきたのかもしれない。

規制追いつかない野放しドローン!警視庁首相官邸警備隊長は進退伺い

   最近、ドローンという無人の飛行機が話題を呼んでいる。もともと軍事目的で利用されてきたようだが、最近は価格も安く手軽に手に入ることで、新たな問題が起きてきている。

   総理官邸の屋上にも微量の放射能が付着した土の容器がついたドローンが『着陸』していたことで大騒ぎになった。週刊文春で警視庁担当者がこう話している。<「警備隊の対応が鈍かったため、官邸職員が一一〇番通報もしました。これによって警視庁全体に騒動が知れ渡ってしまった。そもそも官邸警備隊は、新官邸ができた二〇〇二年に鳴り物入りで発足した組織で、SAT(特殊急襲部隊)出身者ら計百人で構成される精鋭揃いの部隊です」>

   そんな精鋭部隊が、いつからドローンが屋上にあったのかもわからないお粗末ぶりで、官邸警備隊長はその日のうちに進退伺いを出したそうだ。

   誰が何の目的でやったのかもわからなかったが、放射能が付着していたことから原発反対を主張する人間ではないかとの見方が出ていた。発見から2日後、福井県小浜市在住の無職、山本泰雄容疑者(40)が小浜署に出頭し、反原発を訴えるためにドローンを飛ばした、容器には福島の土が入っていると話したのである。

   本人はチェ・ゲバラに心酔していたようで、ゲバラの「ゲリラ戦争」を参考書にあげ、たびたびゲバラの言葉を引用していたそうだ。たとえば「40歳になってしまった・・・平均寿命の半分を無駄に過ごした。ゲリラ定年・・・いやまだ何もしていない」(今年1月10日のブログ)

   背後に反原発グループはおらず個人的なもののようだ。だが、テロリストがドローンに爆発物を乗せて、こんな警戒が手薄な官邸や安倍首相の私邸を狙ったらどうなるのか。

   アメリカFAA(連邦航空局)はドローンの重量、高度、飛行可能区域をかなり厳密に定めていて、破った場合には罰則規定もあり、レーザー光線でドローンを打ち落とす技術開発も進んでいるようだが、「ドローンは日々進歩し、映像撮影などに有効活用されているのも事実で、規制ばかりを強化するのは難しい」(リチャード・ウィッテル氏・「無人暗殺機 ドローンの誕生」(文藝春秋刊)の著者)ようだ。

   3Dプリンターで拳銃が簡単にできてしまったり、ドローンで「自爆テロ」ができる時代である。アメリカがいくら優れた軍備を誇っても、こうしたIT兵器をテロリストたちに使われたら、どちらに有利になるかわからない。大変な時代になったものである。

朝ドラ「マッサン」シャーロット・ケイト・フォックス・・・ヘアヌードと濡れ場なかなかそそるよ

   ガラッと変わって軟派記事。週刊ポストのSEXと県民性はよくやる企画で、今回もさほどの新味はないが、あると見てしまうのがこの手の記事である。セックスの頻度(週に1回以上の割合)では、1位の愛媛県が39%、2位の和歌山県が33・3%なのに、富山県では5・2%とかなりの開きがある。

   オーガズムの頻度(毎回感じる)では福島県が31・8%、2位の山形県が22・2%なのに、香川県は3・9%である。東北人のほうが感じやすいのかね。

   セックスは好きですかという問いには、宮崎県が84・6%、2位の山形県が83・3%なのに、京都府は41・8%、長野県が42・9%だから、口説くなら宮崎か山形県人か。

   オナニー好きは山形、秋田、愛媛の順で、フェラチオ好きは愛媛、秋田、福島の順だ。

   まあ、バーで女の子と話す話題作りにはなる記事ではある。

   フライデーのグラビアもよかったが、『週刊現代』の袋とじもなかなか派手である。NHKの朝ドラ「マッサン」で一躍知名度を上げ人気者になったシャーロット・ケイト・フォックスだが、もともと彼女はアメリカで売れない女優だった。日本でがぜん売れっ子になったのだが、その彼女がだいぶ前に出演していたインディーズレーベルの映画「誘惑のジェラシー」で、濃厚なセックスシーンも厭わず、ヘアを晒しながら熱演していたというのだ。

   映画ではたしかにアンダーヘアも見える。男とのセックスシーンもある。マッサン人気で注目浴びているからであろう、この映画がDVDで近々発売になるというパブではあるが、テレビドラマの清楚な役とは違う汚れ役、これがなかなかそそるのである。是非一見を。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか