ルイボスティーって知っている? 専門店にお客さんが押し掛け、スーパーでは輸入量が3倍と知る人ぞ知るブームになっているのだ。東京・渋谷の「ヒカリエ」の試飲コーナーにはルイボスティーのためにお客さんが集まってくる。当初は2週間限定の試飲コーナーのつもりだったが、人気が高く常駐スペースにすることになった。
文京区のスーパーマーケットではハーブと合わせたルイボスティーコーナーが拡大中で、輸入量は3年前の3倍に伸びていると言う。銀座の豚骨ラーメン店にはお茶や麦茶の代わりに冷えたルイボスティーが客席に置かれている。「麺を食べて、ちょっと脂っぽくなった時に最適ですね。リフレッシュする感じです」と客に好評だ。
ノンカフェインでノンカロリーというのが女性に受けているのだ。
ルイボスティーとはいったいどんなものなのか。原料はマメ科の植物で、南アフリカの南西、セダルバーグ山脈の裾野で栽培されている。これを8時間発酵させると鮮やかな赤の茶葉と茎になる。名称はルイは赤、ボスは茂みという意味だ。
中谷文彦アナは南アフリカ共和国大使館を訪ねた。モハウ・ペコ大使は中谷にルイボスティーを点ててくれた。ひと口飲んだ中谷、鼻に抜けていく香りに、ちょっとした渋みですよね」
大使「香りを感じるでしょ。南アフリカの人はこのお茶を宝物と思っています。お茶を大事にしている日本で受け入れられて嬉しいです」
25年前からルイボスティーを飲んでいるという前田るみ子さんが冷たいフルーツルイボスティーを作ってみせた。水600グラムにティーバッグ1個を入れて沸騰させ、弱火で15分煮出す。別の容器にフルーツ(レモン、パイナップル、ブドウ、キュウイなど)と砂糖を入れ、熱いルイボスティーを注ぐ。粗熱が取れたら氷を入れてでき上がりである。
一気で飲み干した中谷アナ「完璧ですね。フルーツの爽やかさを邪魔しない。スッキリです」
ルイボスティーの合うのはショウガの「ジンジャーティー」、レモンなら4切れほど入れてレモンティー、蜂蜜なら大さじ1杯が適量のようだ。
(磯G)