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「モーニングショー」WHO直撃!「本当にハムやソーセージは危ないの?」

   先ごろWHO(世界保健機関)は「加工肉を1日50グラム食べ続けるとがん発症リスクが18%上がる」と発表したが、「モーニングショー」は「食べてもいいのか」「やめなければいけないか」などの街の疑問を集めてWHOにぶつけた。返ってきた答えは「十分データを持っていない」「完全には解明されていない」というもので、年齢が異なっても食べる量は同じなのかと聞いても「結論を出せるデータがありません」だった。

国立がんセンター「日本人の平均は1日13グラム」

   加工肉とは燻製や塩漬け、あるいは保存料を加えてつくるハムやソーセージ、ベーコンなどのことだ。WHOの発表に北米食肉協会は「根拠がわからない」など反論し、日本では国立がん研究センターが「日本人の平均は2013年で1日13グラムなので、普通にしていれば大丈夫」と解説した。

   加工肉で高まるという大腸がんリスクは日本人は1万人中9・7人で、これが仮に18%高まっても1万人中11・5人だ。100人中18人増えるというわけではない。

根拠はっきりしない調査結果

   いったいWHOはどんな研究をしたのか。「10か国の22人が半年かけて文献を研究した」という回答があった。なんだかはっきりしない話なのだが、静岡がんセンターの賀川弘康副院長は「食べすぎないようにという認識は必要です」という。

   司会の羽鳥慎一「今回の発表は根拠がはっきりしないですね」

   賀川副院長「人の体にどのぐらい悪さをするかはわかっていないところなので・・・」

   羽鳥「極端に食べるとこうなることもあるという一つの例で、普通にバランスよく食べていれば、急にやめなくてもいいのですね。あしたからお弁当に入れるのをやめようといった対応をすることはなさそうです」