忘年会の2次会はカラオケというのが定番だが、実は大の苦手という人は少なからずいる。NHKネットクラブのアンケートでは、39%の人が「音痴と自覚している、指摘されたことがある」と答えている。三重大の弓場徹教授は「音痴は耳の問題ではなく、のどの筋肉の運動の問題なので、練習すれば必ず治る」という。西堀裕美アナがその場でやってみると確かにそうなのだが、実は自分に合った歌いやすい曲を選ぶことも大切だった。
弓場教授は「音域が狭い」「リズムが単調」「曲が短い」というのが歌いやすさの目安だという。なかでも最も歌いやすい曲として紹介されたのは「カエルの歌だった。ド~ラのたった6つの音でできてるからだ。
西堀が「ただ、カラオケでカエルの歌というわけにはいきませんよね」と訪ねたのは、東京・渋谷のアプリ開発会社だった。よく歌う10曲をアプリに登録すると、歌える音域の幅を分析して、ヒット曲から歌いやすい曲を探してくれるのだ。40代以上の女性というくくりで探してみると、歌いやすさランキングは次のような曲だった。
(1)ハナミズキ(一青窈)
(2)糸(中島みゆき)
(3)PRIDE(今井美樹)
(4)雪の華(中島美嘉)
(5)残酷な天使のテーゼ(高橋洋子)
(6)Story(AI)
(7)ありがとう(いきものがかり)
(8)未来予想図II(DREAMS COME TRUE)
(9)にじいろ(絢香)
(10)PIECE OF MY WISH(今井美樹)
有働由美子キャスター「歌えるとスゴいって思われる曲ばっかり並んでますよね」
ゲストの金子貴俊(俳優)「AIさんのStoryなんか難しそうだけどね」
西堀アナ「ランクインした曲はメロディに激しい上下がない、なだらかなメロディなので歌いやすいんです。たとえば、一青窈さんのハナミズキのサビの部分はカエルの歌より音域が狭いんです」
有働「未来予想図IIは好きな男性がいると必ず歌うよね。におわす感じで」
井ノ原快彦キャスター「歌ったの?」
有働「歌ったねえ。でも、歌わないよ、本番では」
話は変な方へ流れて行ったが、カラオケでは本人は気持ちよく熱唱していても、周りは他人の歌はあまり聞いていないというのが真相だ。
(磯G)