広末涼子ようやく演じられるようになった「精神の荒廃」!親友を夫殺しに誘い込む屈折した女
<ナオミとカナコ 第1回>(フジテレビ系)

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   百貨店の外商部に勤める小田直美(広末涼子)は近くに越してきた親友の服部加奈子(内田有紀)の顔の痣から、彼女の夫・達郎(佐藤隆太)の家庭内暴力を疑う。「彼から逃げろ」とか「警察に行こう」と勧めるが、加奈子は怯えていて、逃げてもどこまでも追いかけられ、やがて殺されるという。いつもニコニコ善人の役が多い佐藤隆太が銀行員で、突然殴りだすので「ホホウ」と思ってしまう。
   外商部の販促会に来ていた中国人社長の李(高畑淳子)が、高価な時計を金も払わずネコババして帰ったのを取り立てに行ったところで、直美は意気投合するが、そこに達郎と瓜二つの中国人不法滞在の男がいて、彼を使って達郎の殺害計画を実行するらしい。
   DVは現代的テーマ、ストーカーと同じく警察のドジで現実にも女性が殺されたりするニュースが新聞を賑わす。2回目以降がどういう展開になるかわからないが、1回目を見る限り、いきなり「殺そう」という意思表示はヘンだ。もっと他に夫から逃げる手立てはあるはずで、アラサ―のOLの知恵が感じられない。根回しが足りない脚本は杜撰である。
   ただ、中国人社長を演じる高畑の奇天烈日本語が達者で、下品な在日中国人を活写する。久しぶりの広末は、声のトーンをわざと低くして親友を夫殺人に誘い込む女の存在感を出そうと努力している。彼女も歳を取って、精神の荒廃が感じられる役柄にどれぐらい近付けるかどうか、さあて、お立合い!(放送2016年1月14日22時~)

(黄蘭)

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