「北朝鮮暴走」打つ手なし?足元見られてる制裁・・・中国抜け駆けで実効性なし

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   7日(2016年2月)に発射した北朝鮮の長距離ミサイルは、これまでもものといくつかの点で違っていると軍事専門家が指摘している。一つは発射台。衛星写真によると四角い細長の建物が2つある。地下にトンネルが掘られ、トラックで運び込まれたミサイルを組み立てる「移動式組み立て棟」と、組み立てたミサイルをレールで運び込む発射棟だ。軍事ジャーナリストの惠谷治氏は、「ミサイルの発射準備を偵察衛星に察知させない狙いからでしょう。組み立てから発射までを秘匿し、世界を翻弄させるやり方だと思います」という。

   もう一つの違いはミサイルの飛行距離だ。韓国の国防省は「今回の発射をミサイルと捉えると、射程は1万2000~1万3000キロと想定される」という。アメリカ東部のワシントンやニューヨークに到達できる距離だ。

金正恩の妄想「北朝鮮はアメリカと対等」

   北朝鮮は国連の安保理決議で弾道ミサイル技術を使った発射が禁止されている。この決議を無視して発射した狙いは何か。朝鮮半島情勢に詳しい立命館大学の平井久志客員教授はこう解説する。「北朝鮮にとって一番大切なのは体制の維持です。こういう武器を持つことによって、アメリカが万一攻撃してきてもアメリカの核心部を攻撃できる。アメリカと対等に平和協定の交渉に入れるカードを握れると思っているのでしょう」

   国連安保理は緊急会合を開き、新たな対北朝鮮制裁の決議案作成を迅速に行うことで一致した。安保理メンバーの間で中身について調整が行われるが、やはり中国の出方が焦点になりそう。平井客員教授は「経済制裁だけでは兆発を止められなかった。20年前ならいろいろ方法がありましたが、核とミサイルを持ったいま、われわれはどう向き合わねばならないか。制裁だけでいいのか。真剣に向き合う必要がある気がします」と指摘する。

文   モンブラン
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