引きこもり「カメラ密着」母親の過保護、小さな挫折越えられない43歳息子・・・人間力の弱さ浮き彫り
<ザ・ノンフィクション ひきこもり27年>(フジテレビ系)

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   サブタイトルは<27年ぶりの運動靴>。69歳の淑子さんは43歳になる息子・真樹さんのひきこもりに27年間付き合ってきて、「何をどうしたらいいのか」わからずに来た。2013年に初めてカメラが入り、真樹さんを撮った。3DKの部屋は本、新聞、雑誌やゴミで足の踏み場もない。彼は中2で膝を痛めてサッカーをあきらめ、以後、いじめもあってひきこもりになった。漁師の父は母と離婚した。
   うつ病の薬は飲んでいるが、カメラを渡して自撮りさせると、「焦らずやってゆくしかない」とか「1人は寂しい」とか「友達がほしい」とか案外まともである。母親に暴力を振るうわけでもないので、見ていて不思議なのは、食卓の食べるスペースさえないのに母親が全く片付けようとしないこと。知らんぷりして彼の部屋以外はさっさと片づければいいものを、母は思案顔とニコニコしているだけ。要するにこの母親の過保護が最初のきっかけではなかったのか。
   熊野川町の共育学舎という自給自足の施設に行き、「生きていればいい」との主催者の言葉で無事過ごす。初めての10キロマラソンにも参加しパソコンも買い野菜を作る仕事も始められた。曙光が見える結論である。根はやさしい青年のちょっとした挫折から起きたひきこもりである。見ていてつくづく思うのは「親も子も人間力が弱い」のだ。1日中テレビばかり見ていて知識は豊富だが、いざ自分では壁があると立ちあがれない。全国のひきこもり約70万人。(放送2016年2月14日14時~)

(黄蘭)

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