2024年 4月 24日 (水)

ネット攻撃で消えていく伝統行事!「なまはげ」も怖くない鬼、節分も豆禁止

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   愛知・犬山市の中学校で60年以上も続く「机・腰掛洗い」は、卒業を前にして3年生が3年間使った机や椅子を感謝を込めて木曽川で洗うという伝統行事だ。これを新聞が報じると、ネット上に「虐待だ」「教育現場での自己満足に過ぎない」「不合理」「苦行」「強要」「教育効果があるのか」という書き込みが殺到し、これに対して「批判する人は寂しい人だね」「伝統行事に意味を求めるなって」と論争になった。

   当の卒業生たちは「楽しんでやってます。本人たちが良ければいいと思います」と話し、OBたちも「近所の人が豚汁持ってきてくれた」「お礼でやってるんだから、批判の必要はない」と冷静だ。学校も「多くの方に応援していただいている。これからも続ける」という。

「除夜の鐘」うるさい!困ったお寺は大晦日の夕方に1百八つ

   犬山市の一件はいままで通りということでひと段落したが、それですまなかったのが秋田名物の「なまはげ」だ。「悪い子はいねが~」と子供を怖がらせるのだが、これが優しい鬼に変ってしまった。県南西部のにかほ市では、10年ほど前から家に入れてくれない家庭が増え、お面も優しくして、子供と宿題をやるような鬼になっていた。よそから来たお嫁さんから「なんでそんなに怖がらせるの」という苦情があって、苦肉の策らしい。

   静岡・牧之原市で200年以上になる大澤寺では除夜の鐘が撞けなくなった。周囲に住宅が増え、うるさいという苦情が来るためだ。寺は止むを得ず、除夕の鐘として夕方に撞いている。今井一光住職は「そういう時代ですよ」とあきらめ顔だ。

   秋田出身の司会の小倉智昭は怒った。「なまはげを優しくするの? なすてだぁ」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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