篠山輝信が訪ねる東日本大震災・福島原発事故被災地5年目の3・11・・・ほど遠い復興

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   今週金曜日の11日(2016年3月)、東日本大震災・福島原発事故から5年になるということで、「ピカピカ☆日本」コーナー担当の篠山輝信(タレント)が、これまでもたびたび訪れている岩手・宮城・福島をバスと列車を乗り継いで訪ねている。「被災地区500キロの旅」だ。

「去年もこの時期に被災地を訪問しました。5年目のいま、東北はどう変わって何が変わっていないのか。正直、復興にはまだまだです。そして被災者の心の傷は治らずに、それぞれが悩みを抱え続けています」

   けさ8日は岩手県大槌町と陸前高田市の現状を伝えた。

カキの養殖業者「あの日以来怖くて海に出られん。水面が平らに見えないんです」

   岩手県大槌町の仮設商店街にあった産直ボランティア団体が運営する店「結、ゆい」はなくなっていた。工事関係者に聞くと、JAが経営する複合施設に引っ越ししたという。新しい店舗は広さ10倍に広がった。去年も働いていた佐藤祐子さんが言う。「国からの補助金(緊急雇用創出事業)が去年で終わって、JAが運営するこの店に雇われました」

   かつてはすべての仮設住宅に移動販売していたが、「もう、毎日というわけにはいかないです。仮設も人が減って、今は3分の1になりました。小まめに行けないのが心残りです」(佐藤さん)

   「結・ゆい」の移動販売に頼っていた一人暮らしの中村アサさんは、ときどき来てくれる移動販売が命綱だ。「でも、ここも引っ越しなんだよ。2年後に建てられる住宅までは違う仮設に移らにゃならんでね。人も少なくなるし、仮設(の生活)は辛いよ」と肩を落とす。

   陸前高田市の巨大なベルトコンベア(総延長3キロ)は大部分がなくなって、ピラミッドのような盛り土の山ができていた。しかし、近くの河川の周りでは、いまだに不明者の潜水捜索が続く。

   篠山「河川の埋め立てが間もなく始まるので、今でも行方知れずの不明者を慎重に探しています」

   カキの養殖業者だった佐藤一男さんは、震災の日以来海に出られない。「海が怖くって、海や波が平らに見えないんです。陸に上がって、災害時の備えを伝える防災士の資格を取って講演を行ってきたけど、不定期だし、近頃は依頼も減っています。土地だけは代替地でもらったけれど、建物を建てるメドが付いていません。私らは、まだまだですよ」

(磯G)

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