「終身雇用に戻りたい」親同伴入社式で見えた若者の超安定志向!先行き不透明だから・・・

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   今春(2016年)、70万人以上の新社会人が誕生し、4月1日に多くの企業で入社式が行われた。しかし、先が見えない時代のイマドキの入社式は、以前とは様変わりだった。

   その「典型的な風景」(番組ナレーション)が大手飲料メーカー「サッポロ」の入社式だ。新入社員の後ろに、年配の男女がずらりと並んでいる。招かれてやって来たお父さんやお母さんだ。こうした「親同伴」の入社式は年々増加している。社員本人だけでなく、家族ともども会社のコミュニティに参加してもらおうという狙いである。

   参加したある母親はこう話す。「過保護なのかなと思いながらも、やっぱり招待されることなどないので、うれしいですね」

親を安心させてできるだけ長く勤めたい

   5日(2016年4月)担当の松村正代キャスターは「今の若者は抵抗はないのでしょうか」と納得いかない様子だが、新人社員たちにも好評だという。原田曜平・博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーはこう分析する。

「今の若い人たちは、親とものすごく仲がよくなっています。それは上下関係ではなくて、『友達親子』って言われるような、友だちのような仲のよさなんですね。だから、自分を育ててくれた親に感謝の気持ちを示すというより、友だちを誘うような感覚で呼びたいって考えているんだと思います。それをちゃんと捉えて、ああいう入社式をやった企業は、やっぱり若者から支持を得やすいということでしょう」

   また、先行きが不透明ななかで、若者たちは同じ会社で長く働くことや終身雇用を望む割合が増えているという。「会社を選んだ理由」についての調査では、「安定性を重視する」という回答が増えつづけているのだ。「『ちゃんとした会社に就職決まったよ』と親に言えて、親が『よかったね』と言ってくれるような日常が今は幸せですね」と新入社員は話す。

   原田「日本の終身雇用が崩れているなかで、若い子にアンケート調査をとると、『終身雇用がいい』『昔に戻りたい』という意見が非常に多くなっています」

NHKクローズアップ現代+(2016年4月5日放送「働くって、何ですか~変わる入社式と若者たち~」)

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