「神戸山口組」異例の早さで指定暴力団!シノギなくなり抗争鎮静?追い詰められ不満暴発?

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   NHKの「クローズアップ現代」が「クローズアップ現代+」と変わり午後10時からになった。国谷裕子キャスターが降板して、女性アナウンサーが何人かで持ち回りらしい。4月7日(2016年)は「独占取材 山口組『分裂抗争』の内幕」というタイトルに惹かれて見てみた。伊東敏恵キャスターは国谷とよく似ているが、残念ながら国谷ほどの突っ込みも切れもなかった。

   六代目山口組と神戸山口組は小競り合いはあるが、大きな抗争には至っていないため、暴力団に強い週刊誌(アサヒ芸能・週刊大衆・週刊実話)もネタがなくて困っているようだ。

   週刊現代で溝口敦氏が神戸山口組の中核幹部3人にインタビューしているが、威勢のいい話はないようだ。司六代目組長が引退すると頭を下げてきたら受け入れてもいい。司組長は下の者の痛みや苦しみがわからない人。部屋住みの若い衆にはたばこ銭ということで月20万円、先代の渡辺組長は自分のポケットマネーで渡していたのに、司組長になったら20万円は多すぎる、5万円にせいといった。その上、コーヒーは200円、そばは500円、布団とシーツ代を1800円も取られたなどという,カネにまつわる恨み辛みが多い。

   「クローズアップ現代+」では、六代目山口組では上納金として毎月65万円取られたが、神戸山口組のほうは10万円になり、事務所を開くときは1000万円ほど援助してくれると報じていた。そのせいか、2万人以上いた六代目山口組組員は1万4000人程度まで減り、神戸山口組は予想に反して6000人以上に膨れあがっているという。

   フライデーは元山口組の『伝説の組長』後藤忠政氏が3月24日(2016年)に帰国していたと報じている。後藤氏は五代目山口組で若頭補佐を務めたが、08年の誕生日に芸能人などを集めたゴルフコンペを開いたことがきっかけで除籍処分になり引退した。10年には自伝「憚りながら」(宝島社)を出してベストセラーになった。11年にはカンボジアに移住して永住権を取得したといわれる。

   その後藤氏がこの時期になぜとさまざまな思惑が囁かれているそうだ。後藤氏は神戸山口組を率いる井上邦雄組長と親しいといわれる。後藤氏は現役時代は「経済ヤクザ」として知られ、その資産は100億円を超えるといわれているそうである。資金面では六代目に敵わない神戸山口組にとっては、是非味方にしたい大物なのであろう。

   そんな中、兵庫県公安委員会は4月7日に神戸山口組を指定暴力団に指定することを決めた。6月くらいだろうといわれていたが異例の早さである。<指定により、暴力団対策法が定める用心棒代や債権の不当な取り立てなどに対し中止命令が出せるようになる。対立抗争で住民の生活を害する恐れがある場合は、組事務所の使用制限命令も出せる>(朝日新聞4月8日付より)

   シノギがなくなり追い詰められた暴力装置が暴走を始めるのか、このまま睨み合いを続けるのか、はたまたこんな割の合わない『渡世稼業』はやめたと廃業する組が続出するのか、予断は許さない。

「餃子の王将」社長射殺で有力情報!殺害1か月前に不適切取引の報告書

   「餃子の王将」大東隆行社長(当時72歳)が何者かに射殺されてから2年が過ぎた。週刊新潮によれば、捜査の行方を左右しかねない重要情報が王将側からもたらされたと報じている。3月29日に、第三者委員会が手がけた調査報告書を公開したのである。事件を追いかけているジャーナリストの一ノ宮美成氏がこう話す。

   <「この報告書のポイントは朝雄氏(創業者の故・加藤朝雄氏=筆者注)の次男で、元代表取締役専務の欣吾氏が、260億円にも上る不適切な取引をしてきた事実を明らかにした点です」>

   この事件では昨年末に、事件現場付近に残されたタバコの吸い殻から九州に本拠を置く暴力団関係者のDNAが検出されたと新聞が報じた。それを受けて王将側が委員会をつくったという。

   週刊新潮では2代目社長だった望月邦彦氏が話をしている。欣吾氏と不透明な取引をしていたのは村山祐一氏(仮名)といって、裏人脈に通じている人物。王将が新しい店舗を出すときに力を借り、加藤創業社長が信頼していたそうだ。

   加藤社長が亡くなり望月氏が社長を務めるが、1年後にはその座を創業家に譲っている。長男が社長になり、次男の欣吾氏が経理部長をかねた代表取締役に就任した。その頃から欣吾氏が主導して村山氏の関連企業との取引が急増した。ハワイにある邸宅を約18億3000万円で購入するなど、村山氏のグループ企業と王将側の取引総額は約260億円に達したという。そのうち170億円あまりが焦げ付いてしまっているというのだ。その結果、有利子負債が452億円に膨れあがって倒産の危機を迎える。そのときに社長に就任したのが大東氏だった。

   大東氏は業績を急回復させるとともに、王将と村山氏との関係を切るために直接交渉に乗り出した。そのために大東氏が不適切な取引実態を報告書にまとめたのが13年11月。その1か月後に大東氏は非業の死を遂げるのである。

   <「欣吾氏が事件解明のキーマンであることは間違いないと思います」(一ノ宮氏)> さすが週刊新潮の取材力は鈍っていない。警察は週刊誌にここまで書かれたら動かないわけにはいくまい。すでに動いているとしたら、事件解決は意外に近いかもしれない。

新国立競技場「オリンピック開会式にはもう色褪せ」完成しても木材部分すぐ変色

   新国立競技場のデザインをしたザハ・ハディド氏(65)が3月31日にフロリダ州のマイアミで亡くなっていた。ザハ氏は「アンビルト(建築されることのない)の女王」などといわれたが、建築界のノーベル賞といわれるプリッカー賞を女性で始めて受賞するなど、世界的に評価された建築家だった。そんな彼女が、新国立のデザインが白紙になったことで落胆していたことは想像に難くない。その後、隈研吾氏の案が採用されたが、彼女は「我々のデザインと驚くほど似ている」と批判していた。

   週刊ポストでは13年にプリッカー賞を受賞した国際的建築の伊藤豊雄氏が「競技場はかならず負の遺産になる」と嘆いていると報じている。<「A案(隈研吾氏の案=筆者注)の設計では、スタンドを覆う屋根は木材とスチールを組み合わせた構造です。木材部分の可燃リスクは消えず、仮に聖火台を天井近くに設置すれば、そのエリアの屋根を外す必要が生じます。

   またスタンド席近くに置けば、その付近の観客席は取り払わなければならない。いずれにせよ、当初の設計プランから変更せざるを得ない」>

   12年にザハ・ハディド氏のデザインが選ばれたことが混乱の始まりだった。伊東氏が続けていう。<「A案の断面図や平面図を見ると、6本の柱でスタジアムを支える構造や108本の柱、54本の通路、8か所ある地下トイレの位置までザハ案とほぼ同じ。

   偶然の一致の域を超えており、隈さんのA案はザハ氏のデザインを借用したと言われても仕方のないものです。もちろん、ザハ案の特徴である『キールアーチ』と呼ばれる2本の巨大な鋼鉄製アーチで屋根を支える構造は採用していませんが、専門家の目から見れば、『一皮むけば同じモノ』との印象です」>

   さらに木材を多く使っていることでのマイナス面もあるという。<「木材はカビも生えれば変色もします。私が設計に参加したある地方公共団体の建築物は屋内であるにもかかわらず、天井の木材部がわずか半年で変色した。現行のままだと、19年11月に完成したとして五輪が開幕する8か月後には、天井の色が曇天のようなくすんだグレー色に変わってしまうと考えられます。

   そもそもA案なら、20年位で屋根の総取り換えを迫られる事態も予想されます。その負担については議論されていません」(伊東氏)>

   A案では競技場の周囲をプラントボックス(育成容器)に植えられた樹木が覆うから、害虫被害に加え、その維持管理にも多額の費用がかかるはずだ。屋根をはじめとした木材のメンテナンス、樹木管理など競技場全体の維持管理費を合わせると、完成から20年で、建設費と同額程度の費用負担が発生している可能性があると、週刊ポストはいう。その費用を誰が負担するのかは議論の俎上にすら載っていないのだ。

   <「もし、管理が行き届かなければ、2040年頃には、プラントボックスの樹木は荒廃して見る影もなくなり、広大な敷地の中心に灰色に変色した巨大な『廃墟』がポツンと建つ。そんなことも考えられます。このままでは新国立は国民にとって『レガシー』ではなく、負債になりかねないのです。(中略)

   このままでは国民の間にある『A案で新国立を建てていいの?』といったわだかまりが解消されません。そんな状態で五輪が気持ちよく迎えられるでしょうか。いま必要なのは、JSCの大東和美・理事長なり、遠藤・五輪相なりが、『A案はこれだけ優れているから、大いに期待してください』と国民に胸を張って説明することです。それができないのなら、今一度、A案採用を再撤回するぐらいの覚悟を見せるべきではないでしょうか」(同)>

   2度あることは3度ある。新国立競技場は「新廃墟」とでも命名したらどうか。

本番AV出演「紅白出場アイドルユニットのセンター」事務所は本人ではないと否定

   アサヒ芸能の「紅白出場アイドルが封印した『本番AV出演』衝撃アルバイト」というものすごいタイトルの記事を紹介しよう。このA子さん(アサ芸では実名)は9人組の国民的アイドルユニットのセンターを務め、昨年末(2015年)の紅白歌合戦にも出場を果たしたそうだ。今春行われた2日間のライブには10万人のファンが駆けつけたという。

   その彼女が08年というから、20代の初めの頃、本番ありのAVに出演していたというのだから『衝撃』ではある。若気の至りで、ちょっとお小遣いが欲しかったり、興味があったからと、AVに気軽に出る女の子は結構いると聞く。事務所側はアサ芸の取材に対して、「当該の記事とみなされている人物は、本人ではないと否定した」と答えている。これ以上は追及しないのが「武士の情け」というものであろう。

   【蛇足】週刊現代と週刊ポストのSEX記事のタイトルが心持ち小さくなったと思いませんか。このコラムで何度もSEXとか女性器というタイトルを小さくしたほうがいい、目立たなくても読者は買ってくれると何度かいってきた「効果」か。もっと小さくてもいいと思うのだが。

   「WiLL」の花田紀凱編集長が「ワック」(鈴木隆一社長)を飛び出して飛鳥新社へ移ったことは、業界的には話題を呼んだ。私は両方を知っているので、泥仕合にならなければいいがと心配したが、WiLLは新編集長を据えて、花田氏が編集部員と連載をもって移った飛鳥新社からは「月刊HANADA」というタイトルで出すことで落着したようだ。73歳の彼がどんな「おもしろくてためになる」雑誌を作るのか、注目していたい。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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