鉄製キッチン用品人気!余熱でじっくり・・・調理時間短縮、手間かけずおいしさアップ
「いま女性たちの間で、昔ながらのキッチン用品が人気です」と佐藤俊吉アナが出かけたのは、神奈川・葉山町の鉄製調理道具の専門店だ。店内には黒光りしている鉄鍋や鉄のフライパンが並んでいる。「その良さが見直されているんです。こちらのお店には全国からお客さんが来ていて、一番の人気商品はこちらです」
オーナーの山口壮一さんが「いまホットサンドが人気ですからね」と紹介したのはホットプレートメーカーだった。「鉄は熱の伝わりがいいので、中はふっくら、外はカリカリのホットサンドができるんです」(佐藤アナ)
手の平サイズの南部鉄器の煮込み用鍋も売れていて、1人前のご飯を炊いたり、アヒージョ料理などに便利なのだ。東京・渋谷の生活雑貨専門店には、ブルー、グリーン、赤、白などに色づけされた南部鉄器の急須が並んでいた。
肉汁たっぷりのローストビーフも15分で完成
鉄鍋愛用20年という主婦、福島恵美子さんに鉄鍋の使い方のコツを聞いた。「初めにしっかり温めることです。一度高温になると温度を保ちますから、調理中も火加減はずっと同じにして、火からおろしてからも余熱を利用します」
福島さんはローストビーフも15分ほどで作ってしまった。
有働由美子キャスター「でも、鉄の鍋って、料理が終わってからふき取り作業が面倒くさくない?」
佐藤アナ「意外と簡単ですよ。洗剤洗いはNGです。中の油のコーティングが落ちてしまいます。料理が終わったらぬるま湯で洗って水を切ればいいんです。錆が出たら金属製のタワシで擦り取って、ティッシュで拭いてから、サラダ油を擦り込んで火に掛ければ大丈夫です。鉄のやかんの中に赤さびなどが出ていてもこすり取らず、何回かお湯を沸かして赤茶色くならなければそのまま使ってください」
鉄製調理器で乾燥ひじきヒジキで煮ると、ステンレス鍋で煮る時の9倍もの鉄分が摂取できるという。
(磯G)